
いまや世界中で開発が進められているサービスロボット。
日本国内でも、人と同じように動いたり案内をしたり会話したりと、身近なシーンでサービスロボットを見かけるようになってきています。私たちの生活に欠かせない未来もそう遠くはないかもしれません。
そこで今回の記事では、急速に開発が進むロボットの中でも、サービスロボットに焦点を当ていくつかの事例をご紹介します。
●Pepper(ペッパー)

Pepperはソフトバンクロボティクスが開発しており、人の感情を認識する身長約120cmの人型のサービスロボットです。
案内や会話といったコミュニケーションを行う機能が中心で、飲食チェーン店などの店舗を展開する企業で導入が進んでいます。
また、レジシステムやオーダーシステムなどと連携することもでき、Pepperだけでオーダーから支払いまで一貫して行うことが可能です。
●BOBO(ボボ)

BOBOはキングソフトが販売する身長約130cmの自律走行型のサービスロボットです。
Pepper同様のコミュニケーション機能に加え、障害物や人間を検知しながら自律的に走行することができるため、お客様を目的の場所へと連れていくことが可能です。
現在では、律走行できる強みを活かして、飲食店や小売店、ホテルや病院など、様々な業界において受付や案内業務を中心に導入が進んでおり、今後は各種システムと連携してさらに利用できるシーンの幅が広がる予定です。
●Sota(ソータ)
Sotaはヴイストン、日本電信電話、NTTデータにより共同開発された、身長約28cmの小型ヒューマノイドサービスロボットです。
会話だけでなく、身振り手振りを使って人と同じようにコミュニケーションを取ることができ、搭載されているカメラによって、「人間の目を見て会話」、「人の顔をおぼえる」など自然なコミュニケーションが可能です。
コンパクトなサイズ感や円滑なコミュニケーション能力から、企業の受付や店頭での商品紹介、PowerPointと連携したプレゼンテーションなどに活用する企業が増えています。
●EMIEW(エミュー)
EMIEWは日立製作所が製造する身長約90cmの自律走行型コミュニケーションサービスロボットです。
広範囲を自律走行できる移動性能、多言語での音声対話機能、そしてバッテリー交換なしでの連続稼働を実現する自動充電機能が特徴です。
こうした強みを活かして、オフィスビルや病院、福祉施設を中心に導入が進んでおり、日中は受付や案内業務を行い、夜間は警備員としての役割を果たすなど、時間帯に応じた業務を行い、人が不足する企業の頼もしい味方になっています。
●Musio(ミュージオ)
MusioはAKAが研究開発した「会話エンジン」と「感情エンジン」を搭載したソーシャルサービスロボットです。
ユーザーの問いかけに対して、その内容から最も重要な単語を抽出、意図を理解したうえで、インターネット上のデータから最も適切な答えを導き出し会話することができます。
また、搭載されているカメラの情報や会話相手の声を記録することで、会話している相手が誰であるかを認識することも可能です。
ディープ・ラーニング技術を使用した会話エンジンにより英語で日常会話を行うことが可能で、こうした特徴から英語学習用ロボットとして販売されています。
●RoBoHoN(ロボホン)
RoBoHoNはシャープによって開発された身長約19.5㎝のモバイル型サービスロボットです。
名前の通り電話として利用するのはもちろんのこと、RoBoHoN専用アプリで会話やしりとり、読み聞かせやリマインダーやアラームの設定まで、豊富な機能が搭載されています。
またLINEとの連携も可能で、遠隔からRoBoHoNにLINEで送信したメッセージを読み上げさせたり、搭載しているカメラで、遠隔でも子供を見守らせたりすることもできます。
今後もロボット業界からは目が離せない

今回ご紹介したサービスロボットは企業や個人で導入が進んでいます。
ロボットの導入がさらに拡大すれば、私たちの生活必需品になる日は近いかもしれません。
急速に発展するロボット市場では、今後より多機能なロボットが開発されていくでしょう。これからの展開にも目が離せません。

StartHome編集部

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