中国では、観光地の維持や運営が、一部国が出資するものの、入場券・チケットなどで観光客から費用を取ることがほとんどだ。しかし、観光名所の運営を民間会社に委託しているところも多く金儲けをしたいが故、高額な入場券販売額を設定し、観光客をがっかりさせることもある。そんな中国のぼったくり観光地ランキングを公開。

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第5位 武夷山(福建省)
福建省にある武夷山は、同エリアの複数の観光名所で共通パスポートを発行し、それを唯一の「入場券」のように扱っている。現地シャトルバスと3日間有効のパスポートは大人225元(約3825円)で、伝統芸能の定期公演や近くのラフティング体験も含めると495元(約8415円)となる。

第4位  九寨溝(四川省)
日本人でも知られている世界遺産の九寨溝は、樹海・雪山・滝・色が様々な池など合わせて楽しめる世界でも珍しい場所だ。しかしゲートの入門料だけで220元(約3415円)取られるし、入ってきたらほぼ確実に園内のシャトルバスに乗るので、その費用も加算すると310元(5270円)がかかる。

第3位 張家界武陵源(湖南省)
張家界は、湖南省にある石の柱が立ち並ぶ不思議な景色で有名な広いエリアで、中には世界遺産となっている武陵源が特に人気だ。武陵源に入るためには、258元(約4000円※ロープウェイ代別)を払う必要がる。そして武陵源以外の張家界観光地に行きたい場合は、それぞれの入場券も買わなければならない。各主要観光地の入場券料を全部揃えるとランキングトップになる可能性も。

第2位 雅鲁藏布大峡谷(ヤルンツァンポ峡) (チベット)
「地球上最後の秘境」とも呼ばれるチベットの一角にあるヤルンツァンポ峡には、行くこと自体ハードルが高い。かなりの交通費にプラス現地の周遊パスポートまで。パスポートはなんと710元(12070円)もかかるという。(入場券、シャトルバス、遊覧船など)

第1位 横店影視城(浙江省)
ドラマや映画を撮影するために建てられた「中国のハリウッド」で、中国人にとってお馴染みの映画の大半はここで撮影しているといっても過言ではない。時代や場所はそれぞれ違うエリア(いずれも広い)に分けて建設されたので、通しで見学する場合、付加サービスもいくつかついたプランにすると1枚のチケットで720元(12240円)がかかることになる。

このように観光客をカモとし、金儲けのことだけを考えた悪どい商法をしている中国。ぼったくりの方法ではなく、もっと全うなビジネス展開を学んで欲しいものだ。

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StartHome編集部

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