中国・昆明市に住む20代の女性が、知らぬ間に企業6社の代表か大株主として公的機関に登録されていることがわかった。なぜ自分の名義が使用されているのかまったく覚えがなく、誰かが個人情報を不正利用して企業設立に使ったのではと不審に思い、警察に届け出たという。
このことに気づいたきっかけは、ローンを組もうと銀行に相談したところ「リスクが高すぎて貸せない」と言われことだった。なぜリスクが高いと言われたのか理由がわからず尋ねると「会社6社の設立にかかわっているから」と衝撃の言葉を浴びせられた。商工部門で調べたところ、6社はいずれも深センにあり、資本金が1社につき100万元から200万元で、合計900万元になっている。そして登録日時は、1月5日だけで3社、6日・8日・22日に1社ずつだったという。
他にも、女性の名義は深センや昆明から1000キロ以上離れている吉林省でネット銀行の口座開設にも使われ低たことが判明。もしこれらの会社が不正行為を行うための企業の場合、責任が自分に来てしまうということで、女性は警察や商工部門に調査要請を出した。
こうした事件は、初めて発生したわけではない。2月には、上海在住の女性会社員が知らないうちに昆明に3社の企業法人代表になったことがわかった。また、深センではこれまでも市民の名義が企業設立に使われ、4年間ばれなかったが最終的に7900万元の負債を抱えることとなった事件も発生している。
もし、日本でこのような事件が起こったとしたら、一大事だ。しかし、中国では小さな事件のように扱っているところに違和感を感じる。やはり偽造することが当たり前だからなのだろ。いつ被害者になってしまうかわからない国、中国。果たして、安心して暮らせる日が来るのだろうか?

StartHome編集部

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