そんな時、男は「見る」or「自粛する」という二大葛藤に迫られる。「二大葛藤!? 自粛の一択だろ!」という女性の呆れ声が聞こえてきそうだが、これが難問といえる。ハムレット風に言えば、「To see or not to see ; that is the question.(見るべきか見ざるべきか、それが問題だ)」。男性の「見る気持ち」を弁解させてもらえば、目の保養になり、生活に潤いが出る。「おかげさまで、生きる気力が湧いてきました!」という気持ちになるのだ。しかし、女性からすれば「気持ち悪い」の一言だろう。セクハラと言われても文句は言えない。
でも、正直見たい。見るべきか見ざるべきか…。
そんな時は、「数秒間、目に焼き付けた後に妄想をする」という方法で乗り切る。ほんの数秒、つい見てしまったその一瞬の間に、心のフィルムに焼き付きようではないか。そして、そっと目を閉じ、己の妄想の中で堪能するだけでとどまるのが真の男と言えよう。妄想は自由。何をしたっていい…、ナニをしたっていい! ただし、決して表情に出してはいけない。悟られてしまったらただのエロオヤジだ。
いかがだっただろうか。結局何も解決していない気もするが、これで、明日から薄着の女性が群れになってあなたの前を練り歩いても、もう大丈夫ではないだろうか。余談だが、「男性のピチピチTシャツは女性の方が目のやり場に困る」という話もある。今日の話になぞらえて、「女の薄着は見る地雷、男のピチTは着る地雷」と覚えておいていただきたい。
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