鏡を見るたび寂しくなる頭部。「薄毛家系だから仕方ない」と諦める人もいるだろう。中には、藁にもすがる思いで、まだ残っている髪を駆使し横から後ろから無理やり持ってきて薄い部分を隠す往生際の悪い人も。そんな諦めたくないうハゲ予備軍のため、東京・渋谷区に新しくオープンするサロン「BANKSIA」の美容師兼オーナー・草野 明郎氏に薄毛でも似合う髪型を教えてもらった。

薄毛で悩む男性

 

ポイントは「濃淡の差」 M字型薄毛とO型薄毛に最適な髪型とは

髪の生え際が後退し、まるで“M”のように見えるM字と、頭のてっぺんが薄くなるO型。どちらにも共通して言えることは、「しっかりと薄い部分と髪の毛がある部分の極端な濃淡の差がないことがカッコ良く決まるポイントになる」と草野氏。

《M字型薄毛》ニューヨークバーバースタイル

ツーブロック
定番のツーブロック。
しかし、ただのツーブロックではない。
サイドをグラデーションに刈り上げることで濃淡の差をなくす。
そうすることで、スタイリッシュ、かつジェントルマンスタイルに。
これは抵抗なくチャレンジできるだろう。

《O型薄毛》しっかりとかかっているパーマスタイル

パーマスタイルメンズ
パーマと聞くと抵抗のある人もいるだろう。
しかし、このスタイルにも濃淡の差をなくすポイントがある。
それは、トップの薄い部分にパーマをかけることでボリューム感がいっきにでる。
外国人のようなくせ毛ヘアにぐっと変わることでオシャレな雰囲気にもなれる。

オーダー時にワイルド系や、ちょいワル風などの表現を交えるとイメージが伝わりやすくなる。
また、上記2つのスタイル以外にやりたい髪型が決まっているのであれば、イメージ写真を持参することをすすめる。仮に、思い描く髪型になるかわからない場合、バランスを見て」という言葉を交えて、長くするか短くするかそのままキープするかを伝えれば美容師側で薄毛スタイルの提案をしてくれるという。

ぶっちゃけ、必死に薄毛を隠している人を見て美容師はどう思うのか?

薄毛男性

1日に何人もの人を担当する草野氏だが、薄毛隠しは瞬時にわかってしまうらしい。“前髪だけ長い”“重力に逆らった髪の流れ”など、違和感を感じるという。やはり美容師の目は誤魔化せないのだ。また、そんな人を見ると「早くどうにかして気づかせたい」という気持ちになるという。それは同情とかではなく、薄毛でもかっこいいスタイルをご提案できるが故に、“もったいない”という気持ちが強くなるらしい。ましてや、無理やり感や必死さが不衛生、おじさん、疲れている、だらしがないといったマイナス印象につながりやすいからこそ、似合う髪型を提案したくなるんだとか。

もし、自分で薄毛隠しが難しいという人は無駄な努力をする前に、急いで美容師に相談したほうが良さそうだ。

ちなみに、1番よくないことは“薄毛を過剰に気にしてしまう”こと。「髪の毛は健康のバロメーターともいわれています。心のゆとりと健康な食生活が一番の薄毛予防になると思います」と草野氏。悩みすぎて薄毛を悪化させてしまったら本末転倒。隠すにせよなんにせよ早めの対応が必要だ。

美容師/草野明郎氏

kusanosann
美容師歴17年。
一人一人のお客様に合ったこだわりあるトータルビューティーライフを提案。
都内のメジャーサロンで下積みをし、フリーランスへ転身。
自身の経験、日々のサロンワークを通し、サロン【BANKSIA】どこにもない、ヒップスターが集まる美容室を渋谷神南にオープン予定。

2017年4月1日にNEW OPEN
サロン「BANKSIA」/東京都渋谷区神南1-8-17 横山ビル1F
TEL/03-6416-9656
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StartHome編集部

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