仕事を終えて、ビールを1缶、すきなつまみを1、2個購入して、撮りためていたアニメを観ながら翌朝を迎える。そんな毎日を繰り返すうちに、いつの間にやら齢35オーバー。SNSを開くと“ハワイに新婚旅行へ行ってきました”と呑気に笑っている友人の笑顔。テレビには自分と同じくらいの年齢の夫婦が子供と笑顔で手をつなぎ帰宅してく様子で終わるCM。そんななにも何もない毎日に、「よし分かった、一丁、結婚でもしてやるか」なんて思った読者に捧げたい、35〜45歳の男性向け、結婚のすすめ。

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<30〜34歳の未婚率47.3%> 夜中の連絡に応じてくれる友人が少なくなるが、まだ大丈夫

内閣府のホームページに掲載されている、総務省の「国税調査」によると、30〜34歳の結婚率はこのタイミングで過半数を超える(内閣府 総務省「国勢調査」の資料より)。理由はいくつか挙げられると思うが、将来設計を逆算した際に、豊かな老後を考えるとこの辺りが妥当な歳と言えるだろう。

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結婚2年後くらいから、1人ないし2人の子供を授かるとすれば、子供が成人するまで自身が働けるのは、ちょうどこのタイミング。社会人となった息子と晩酌を交わしながら、悩みを聞くなんて乙な楽しみ方もこの歳なら十分に堪能できる。そして、なにより1人ではないということ。と、この年齢での結婚のメリットを挙げたが、肝心の相手は見つかるのか。そこは安心してほしい。実はこの年齢のだからこそ、女性に最もモテるタイミングである、という意見もある。

編集部内の女性の意見だけ集めてみても「同世代同士だと、自分が、自分がと言い争ってしまいがち。10歳も離れている今の彼は自分を誇示せず、落ち着いて私の話を聞いてくれる」(24歳 女性)、「若い頃は相当、モテたのだろうなという顔なのに、お腹はビール腹というギャップが愛おしい」(28歳 女性)と年下からも好評だ。一方で年配の女性からは「年相応に頼り甲斐のある姿を見せてくれる分、甘えた時のギャップが可愛い。若いだけの子とは違う魅力がある」(41歳 女性)なんて声もある。

これらを考察してみると実は、30代前半がモテるのは外的要因が大きいことがわかる。人見知りでノリが悪く、ことごとく恋愛に失敗していた人間が、30歳以降ともなるとクールに見えたり、ビール腹も30代なら許せる、というわけだ。大学時代、何故かモテたというのに近い。つまり自助努力なしに、勝手にモテる可能性が高まるのだ。

男性なら高い確率で“何故かモテる”この年齢で、思わぬ美女と結婚、豊かな老後を過ごすなんてこともありえるわけだ。

<35〜39歳の未婚率35.6%>1980年代なら同世代の未婚率は8.5%。だけどあせらない、まだあせらない

鏡やガラス窓の前を通り過ぎるたびに髪型を直し、無理してでも20代では太刀打ちできない資金力に物を言わせて、ブランド品をまとっていた30代前半を過ぎると、人間は不思議と欲が薄くなる、あるいは絞られてくる。40歳手前、もう結婚は無理かな…。なんて諦める必要は一切ない。ここで25歳の男性よりも、30代後半で結婚したほうが良いという情報を女性視点を交えて紹介したい。

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社会人となった男性がモテる大きな要因は「年収」「ステータス」。25歳の平均年収が約300万円、35歳の平均年齢が約500万円と考えれば、当然、35歳のほうが資産価値は高い。じゃあ、40歳や50歳のほうが良いのでは、と考えがちだがそうでもない。

若いパートナーからすれば、今は良くてもすぐに老後について考えなくてはならないと、一抹の不安が生じる。同年代で結婚した場合、子供との年齢が離れているため、養ってもらうのが難しい可能性がある。そんな理由から、男性の結婚における資産価値がピークを迎えるのが30代後半になるという考え方だ。

いかがだろうか。30代を迎え、40代が近づくにあたって結婚は無理かな、なんて考えている読者諸兄には、今こそ男性の結婚すべきピークを迎えていると伝えたい。そして、今ひとつ結婚に踏み切れない読者へ偉人の言葉を餞として贈りたい。

“結婚するやつは馬鹿だ。しないやつはもっと馬鹿だ。”
−バーナード・ショー アイルランドの劇作家 ノーベル文学賞受賞

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StartHome編集部

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