結婚式やコンパの二次会、会社の懇親会、恋人未満の相手との暫定デートなど、憧れの女性や友人以上になりたい女性の前でカラオケを披露することになったら、あなたはどうするだろうか? 10代や20代なら、とにかく流行りの歌で盛り上げてムードを作れば良いかもしれない。しかし30代、40代の男性ならば勢いだけで乗り切るのは少々難しい。ここでセルフプロモーションの仕方を一歩誤れば、周りが引いてしまいかねない。大人の男の魅力が溢れ出すセクシーかつスマートなカラオケでの振る舞いを考えてみた。

Microphone clinched firmly in male fist on a black background.

自分本位にならないこと、自意識過剰にならないのが基本

やや後ろ向きに聞こえるかもしれないが、大人の男性におけるカラオケ及第点は、“相手に嫌われないこと”である。これはどういう事か。歌唱力に自信のある方であれば、意中の相手に刺さる曲を色っぽく歌い上げれば良い。一方でこの方法を関係値が高くない相手に使用した場合、リスキーと言わざるを得ない。大人の代名詞のひとつである「余裕」という言葉からもかけ離れたアプローチである。

Songer hand holding the microphone with spot light and len flare, musical concept

そこでまずは、相手に好印象を持たれないカラオケでの行動を挙げてみたい。

・カラオケは皆に聞いてもらうもの 自分本位で曲を選ぶのは避ける
歌手や歌、ジャンルに優劣はないが、気をつけておきたいのは自分が好きだからといってニッチな選曲をしないことである。「歌い慣れているので得意」だとか「歌詞を聴いてもらいたい」とか理由はあるとは思うが、30代、40代が意中の女性と楽しむカラオケでいきなり、好きか嫌いかに判断が分かれる曲を選ぶのは避けておきたい。2人きりであれ、グループであれ、流行り廃りは関係なくまずは皆が共感できる、知っている曲を選ぶのがベターと言える。

・「マイクが合わない」「声の調子が悪い」などの独り言が避ける
編集部内の女性からヒアリングして最も嫌われた行為がこちらである。一方で「歌が下手でも一生懸命歌ってくれれば可愛く感じる」(29歳 女性)というコメントも集まった通り、歌の上手い下手は女性にとってマイナスにはならないのが実情のようだ。

ナルシストだな、と思われぬよう、仮にマイクが壊れていても、声が枯れていようが、そんな事は微塵も感じさせず、気持ち良く歌い上げよう。

歌の良し悪しではなく、歌っている時の周りへの気遣いが好感度を上げる

上述をクリアすることで、ひとまずカラオケで嫌われる可能性は抑えられた。次のステップで一気に女性との距離を縮めたいところ。ポイントは歌唱力の高低か、選曲のセンスか。いやそうではない。女性が大人の男性に望むのは実は歌っていない時、周りへの気配りなのである。

Man with afro haircut singing in studio

・自分以外の人間が歌っている時にどれだけ周囲に目が届いているか
会も中盤まで差し掛かれば、オーダーしていたドリンクが空になっていることもあるはず。さりげなく追加をしておけば、相手は心地よくカラオケに専念できるだろう。また、なかなか曲を選択できないシャイな性格を確認したら「一緒に歌おうか」などと声をかけるなんて行動も、好感度が高い。ようは、カラオケの最中にどれだけ周りに目配せできたか、そしてそれをさりげなく、具体的に、行動につなげられたかということである。

・女性が歌っている時は笑顔で。さりげないハモりも効果的
女性が共感動物である。これに関する詳しい説明は割愛するが、この部分を刺激するのは効果的だ。例えば相手が歌っている時に、次の選曲にかまけているより、仮に女性が自分の知らぬ曲を歌っていても、それを笑顔で見届けていれば好印象を持たれることは疑いようがない。また、サビの部分などで口ずさむ(曲を知らなければ口ずさむ振りをする)などの行為も相手を“気持ち良く”させる行為だ。ただし、突然もう一つのマイクを持って大声でハモるなどは逆効果。「その曲、知っているよ」「あなたの歌を聞いているよ」をさりげなくアピールするのが重要なのだ。

さて、ここまでクリアすれば概ねカラオケデートは基本はOK。あとはあくまで紳士的に、意中の相手との距離を縮めていけば良い。薄暗い、密室というシチュエーションがあれば、普段よりも相手との距離を自然とスキンシップをとれるはずである。一方で世の中にあまたのジャンル、千差万別な恋の歌がある通り、今回紹介した方法が相手の好みのアプローチではない可能性も少なからずある。その点についてはあらかじめご容赦いただきたい。

The following two tabs change content below.

StartHome編集部

快適な"Webサイト"の入り口を届けるメディア「StartHome」編集部です。日常がほんの少し変わるかもしれない"新たな発見"をお届けしていきます。

この記事に関するキーワード

Twitterでも最新記事をチェック!