マイホームを買うか、それとも賃貸にするか? 住む場所によって、生活に大きな変化が生じることもあり、なかなか決められないという人も多いだろう。そんななか、不動産住宅情報サイト「HOME’S」が住まいを探すユーザーの検索・問合せ数をベースに算出した「HOME’S住みたい街ランキング」を発表。今回は「買って住みたい街」・「借りて住みたい街」の2つのランキングに注目。どんな街が人気なのか、その理由とは? 購入を検討しているという人も、賃貸を考えているという人もぜひ参考にして欲しい。

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意外! 一生をともにする「買って住みたい街」に選ばれたのは…

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1位:船橋(JR総武線ほか)

2位:目黒(JR山手線ほか)

3位:浦和(JR京浜東北線ほか)

4位:戸塚(JR横須賀線ほか)

5位:柏(JR常磐線ほか)

 

都内が上位を占めるかと思ったが、意外や意外! 「買って住みたい街ランキング」には、千葉の「船橋」が堂々1位。JR総武線のほか、東武野田線の2線が走り、東京駅までは乗り換えなし・30分以内で行くことができるので都心への通勤も苦ではない。また、近くには「京成船橋」もあり成田空港まで乗り換えなしで行けたりと非常に便利だ。ちなみに、5位「柏」、6位「流山おおたかの森」と千葉県東武の駅がランクイン。これは、ここ最近急激に首都圏中心部~近郊の新築マンション・戸建供給エリアの価格が上昇しランキングから後退。交通利便性が確保された近郊~郊外の駅が上位に登場する状況が見られるという。

2位には住みたい街ランキング常連の「目黒」は、駅前の大規模再開発によって極めて話題性の高い新築マンションが分譲された影響があると考えられる。

3位は都内に通勤する人が非常に多く、東京都のベッドタウンといわれる埼玉県「浦和」も上位に。ダ埼玉なんて言われてしまうこともあるが10位「大宮」、17位「北浦」には人気住宅地を擁するエリアとしても有名である。

「借りて住みたい街」には人気駅を抑え池袋駅が首位に

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1位:池袋(JR山手線ほか)

2位:三軒茶屋(東急田園都市線ほか)

3位:武蔵小杉(東急東横戦ほか)

4位:川崎(JR東海道線ほか)

5位:中野(JR中央線ほか)

 

1位に選ばれたのは、決して治安の良いイメージはない「池袋」。JR線、西武池袋線、東武東上線、東京メトロなど合計8線が乗り入れる利便性のよさがポイントに。また、大型商業施設のほか飲食店街、大学、文教施設も数多くあり、駅勢圏が大きいことも1位になった要因といえるだろう。

2位にはランキングでよく目にする「三軒茶屋」。駅周辺には商店街があり、下町っぽい雰囲気を残す独特な雰囲気の街。渋谷へのアクセスも良く、世田谷線にも乗り換えられるのでアクセスも良好。オシャレな街というイメージも魅力なのかもしれない。

3位「武蔵小杉」は再開発が進み、ここ数年で人気急上昇している。それだけでなく、神奈川県から都内にアクセスしやすい街として交通・生活利便性が評価された結果、ランキング上位に登場したと考えられるという。

買って住みたい街と比べると、借りたて住みたい街は“東京都内”の駅が人気のよう。賃貸であれば、利便性のほかにステータスを求める人も少なくないだろう。それに比べ、家を購入するということは、その土地と一生の付き合いとなる。そのため、価格はもちろんアクセスの良さや環境・生活利便性を考慮し、それらが合致する場所を選ぶのだろう。3月後半から4月前半は引っ越しシーズンとなる。また、新生活をスタートさせるにも良い時期といえるだろう。このランキングを参考に、気になる土地へ足を運んでみてはいかがだろうか。

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StartHome編集部

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