1977年創業、台湾の有名店「阿Q麺館」が日本にたった一軒のみ存在

台湾国民に愛される牛肉麺の老舗「阿Q」

台湾で旅行をしたことがある方の中には、「阿Q」という牛肉麺のお店をご存知の方もいるだろう。
「阿Q」は1977年に台北で創業し、台湾国内では名の知れた有名店だ。その美味しさに、台湾市長も通うほどである。

そんな人気店「阿Q麺館」が日本にも一軒だけ出店しているのをご存知だろうか。
日本店は、店主の永井レイケンさんが父親から暖簾分けをしてもらい始めたのだそう。
食材はすべて台湾から取り寄せているので、台湾に行かずとも本格的な屋台グルメが味わえると評判のお店だ。

▼店舗外観▼

薬膳が効いた店の看板メニュー「牛肉麺」

店の看板メニューは、1977年創業時から代々受け継がれてきた「牛肉麺」だ。
門外不出“秘伝の薬膳スープ”は、体に良いとされている薬膳をふんだんに使用しており、ヘルシーな美味しさが魅力。

●牛肉麺の原材料
 老薑(=土生姜・ひね生姜、ロウキュウ):冷え性に有効
 八角(はっかく):血行障害などに有効
 草果(そうか):消化不良に有効
 白荳蔲(=肉荳蔲、ニクズク):体を温める働きがある
 花椒(ファージャオ):精神安定、血圧の降下を促す
 広陳皮(コウチンピ):胃腸薬の働きがある
 紅標米酒(ビーチュー):料理のコクを深める
 牛骨:コラーゲンで滋養強壮、美肌効果

食べて健康になりスタミナをつけられるだけでなく、
女性に嬉しいコラーゲンたっぷりなので、お肌もツルツルになるかも。

牛肉麺の味を落とさないため、週休3日制を導入

門外不出“秘伝の薬膳スープ”の仕込みには大変時間がかかる。
阿Q麺館では、常に本格的な牛肉麺を提供するために週休3日制を導入。
売上の減少というリスクを負いつつも、お客様に完璧な牛肉麺を提供しようという誠意から、この店の料理に対するこだわりが感じられるのではないだろうか。

ジブリアニメ映画『千と千尋の神隠し』に出てきた謎の食べ物とは?

千尋のお父さんが屋台で食べていた謎の食べ物の正体は「バーワン」

ジブリアニメ映画『千と千尋の神隠し』の冒頭のシーンで主人公の父親が食べていたあの丸くてブヨブヨした食べ物はなんだろう、と疑問に思ったことのある方は多いのではないだろうか。
あの食べ物は「バーワン/肉圓」という実在する台湾料理なのである。

お店によって作り方、材料は異なるが、阿Q麺館ではサツマイモのでんぷんから作られたゼラチンに豚肉のロース、椎茸、タケノコなどの具材を包んで蒸して作られる。

蒸し上がったあとは、甘いタレとお好みでパクチーをのせて完成!

▼バーワン▼

台湾で食べた味をもう一度。 日本でもあの有名屋台グルメを食べよう!

タピオカの次に流行る? いま注目のデザート「豆花/ドウファ」とは

台湾の国民的スイーツである「豆花/ドウファ」。最近、日本でも豆花専門店が増加傾向にあり、タピオカの次に流行るスイーツではないかと言われている。
豆乳から作られた滑らかな食感の豆腐にピーナッツをトッピング。甘いシロップをかけただけという一見シンプルなデザートだが、その美味しさはタピオカに劣らない。
食感が物足りない方は、氷をトッピングしてかき氷風にカスタマイズすることもできる。

常連は絶対に食べる!店主こだわりの「ルーローハン」

阿Q麺館に来たなら「ルーローハン/魯肉飯」は絶対に注文すべき。
豚バラにタレをたっぷりかけた台湾の「おふくろの味」といえる名物料理だ。
程よい甘いタレが食欲をそそり、箸がもう止まらない!
牛肉麺とコンビで注文するのがおすすめ。

その他の台湾屋台グルメ

日本で既におなじみの小籠包も。箸で割ると中からたっぷりの肉汁が溢れ出てくる。
とっても熱いのでやけどには要注意だ。

阿Q麺館には、今回紹介した料理以外にも日本ではあまり見かけない家庭料理やデザートが多く揃っている。
新型コロナウイルスの影響で台湾旅行をやむなく断念した方も、日本で台湾気分を気軽に味わえる本格台湾料理店に足を運び、旅行気分を味わってみるのはいかがだろうか。
ぜひ一度訪れてみていただきたい。きっと後悔はしないだろう。

「阿Q麺館」アクセス・場所

住所   :〒136-0074 東京都江東区東砂7丁目10−12
アクセス:東京メトロ「南砂町」駅から徒歩10分
電話番号:080-4341-0066
営業時間:11:00~14:00 / 17:30~22:00
営業日 :木・金・土・日(曜日)
休館日 :月・火・水(曜日)

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