今年1月、中国・安西で女性がエレベーターに閉じ込められたまま1か月間放置され死亡したという恐ろしいニュースが世界中を駆け巡った事は記憶に新しい。このように、エスカレーターやエレベーターの事故が多いことで有名な中国。また新たに殺人マシンが誕生してしまった。
今月25日午前7時、中国・武漢市のある店舗兼住居の2階建ての建物で12歳の少女が同建物の電動ゲートに巻き込まれ死亡。女子の親戚によると、なんらかの原因で1メートルぐらい上昇したことで、確認しに行ったら人が挟まれたのを発見したという。救急車を呼んできたが、その場で死亡が確認された。
さらに、8月12日に中国・成都市でも同様の事故が発生し、児童二人が同時に電動ゲートに巻き込まれ1人が死亡。一人が重体に。両事件とも、製品安全監査部門が調査を始めたという。
しかし、ここまで事故が多いとなると、欠陥やミスといった製造工程の問題だけではないとも思える。単に手抜き作業や確認を怠った結果、最悪の事態を招いてしまったといえよう。
殺人鬼ならぬ殺人機を作り出す中国。何度も同じことを繰り返してもなお改善されないなんて信じられない。突然命を奪われた少女たちの無念を晴らすためにも、改善に全力を尽くして欲しい。