毎年恒例、第一生命保険による第30回「サラリーマン川柳」入選作100句が13日に発表された。全国のサラリーマンやOL、主婦といった幅広い層を対象に、「流行・話題編」「職場編」「上司・部下編」「夫婦(男女)編」「親子・家庭編」「健康・美容編」「政治・経済編」「IT・通信編」「その他」の9つのジャンルで川柳を募集。今年は昨年に比べ39,551句も多い、5万5,067句が寄せられ盛り上がりを見せている。
集まった句を見ると「ノー残業」「効率化」など“働き方”に関するものが多数。「ノー残業 居なくなるのは 上司だけ」や「効率化 提案するため 日々残業」など、読み返すたびに胸を締め付けられるサラリーマンの悲哀を表現したものが入選。そのほか、「シン・ゴジラ」や「ポケモンGO」、「アモーレ」など、流行語やトレンドを取り入れた作品も多く見られる。
また、男性が中心かと思いきや女性からの応募も多いらしい。今年は昨年の2倍を超える 11,471名が応募。さらに、20 代以下の若年層の応募者も増加しているという。これは、働く女性が増えたことで、職場での皮肉を詠う句への共感が広がってきていることと、SNS の普及やラップ人気などで、短文や一定のリズムで言葉を表現する文化が浸透しつつあることが要因なのかもしれない。
ここで、一部ではあるがエントリー作品を見てみよう。
いかがだっただろうか?
世相を取り入れた作品をはじめ、年代を感じるものや、ただただ悲しく哀愁溢れるものまで今年も豊作となった「サラリーマン川柳」。やはり、サラリーマンは辛いのだ。
ちなみに、投票は3月17日まで。投票方法は、第一生命保険本社にある投票用紙やホームページで受け付中。ベスト10は5月発表予定となっている。