毎年12月1日は「世界エイズDAY」。と言われてもピンとこない人も多いだろう。1988年に世界保健機関に定められた国際記念日である。記念日を設けることで、世界中のエイズに苦む人に向けメッセージを送ると同時に、エイズまん延の防止、患者や感染者の差別、偏見を取り除くことを目的としている。しかし、日本での認知度はまだまだといったところ。そこで、各地で事前、あるいは当日に開催されているユニークなイベント情報を紹介。世界エイズDAYの周知に一躍かって出ようと思う。

a red ribbon forming a heart and the text world AIDS day on a beige background

街中の景色にも変化が まさかの場所で展開されることも

代々的な事前告知なしで、サプライズ的に当日の記念日をバックアップする企業や自治体もある。それでは昨年、2015年に注目を浴びた“サプライズ的な取り組み”を紹介しょう。

Abstract Natural Blurred Bokeh Boke Background Of Illuminated Ferris Wheel, Skyscrapers And Modern Urban Architecture In Embankment Of Georgian Resort Town Of Batumi, Adjara Georgia.

アップル直営店でリンゴマークが真っ赤に

銀座、心斎橋、名古屋、福岡天神にあるApple Storeでは、ロゴマークのリンゴが真っ赤に染まった。赤といえばリンゴの色はもちろん、エイズへの理解と支援を意味する色も意味している。この粋な計らいはSNSを中心に各地に拡散され、話題となった。世界エイズDAYに大きく寄与した取り組みと言えるだろう。

渋谷のハチ公は赤い帽子とタスキでアピール

渋谷の待ち合わせ場所の定番、ハチ公前。このハチ公も当日は世界エイズDAYの周知に一役買った。赤い帽子にタスキ。タスキには世界エイズDAYの文字。早めのサンタの格好と勘違いした方も多かったようだが、不特定多数の人間が集まる都内屈指の待ち合わせ場所で実施した効果は大きいといえよう。

趣旨に賛同するミュージシャンたちによるLIVEも

Large group of a happy young people enjoying concert, having fun spending time in a night club, dancing in bright laser beams, men partying, celebrating holidays

RED RIBBON LIVE

まずご紹介するのが、厚生労働省が主催する「RED RIBBON LIVE」だ。当日は著名ミュージシャンのほか、芸人、セクシー女優などを招き、エイズに対する正しい知識の啓蒙を目的としたLIVEやトークショーが行われる。

RED RIBBON LIVE

開催日:2016年11月29日(木)
開場/開演:18:00/18:30
会場:赤坂BLITZ

渋谷にてHIV検査も開催

開催日:2016年12月4日
1部10:30〜12:00 2部 14:00〜15:30(事前予約制。各部定員50名 計100名)
場所:シブヤ・ネクサス

いずれも詳細はこちらで
http://redribbonlive.net/

FM802 Act Against AIDS 2016 STUDIO LIVE DAY

お次は関西。大阪府を放送対象とするラジオ放送局FM802で開催される「FM802 Act Against AIDS 2016 STUDIO LIVE DAY」である。1993年から趣旨に賛同したアーティストらとイベントやオンエアを通じてエイズの啓蒙活動、メッセージを発信してきた歴史あるイベントだ。特筆すべきは当日のオンエアスケジュール。早朝5時の「DASH FIVE!」から翌深夜3時からの「LNEM〜エルネム〜」までの24時間にわたってプロジェクトを賛同するアーティストやスタジオLIVE、トークを展開してくれる。

なお当日は周知イベントのみならず、検診なども全国って実施されていうようだ。ほかにも、全国で実施予定の世界エイズDAYに向けた取り組みは、下記からも調べられるので、近くのイベントにはぜひ、足を向けてほしい。

http://api-net.jfap.or.jp/event/

*記載内容は予定となっております

The following two tabs change content below.

StartHome編集部

快適な"Webサイト"の入り口を届けるメディア「StartHome」編集部です。日常がほんの少し変わるかもしれない"新たな発見"をお届けしていきます。

この記事に関するキーワード

Twitterでも最新記事をチェック!