60歳という節目の年である「還暦」。60年で干支が一回りし生まれた年にかえるといわれ、 元の暦に戻るということからそう呼ばれるようになったという。「満60歳の年」「数え年で61歳」に「赤いもの」を贈るという慣わしがあり古くから大切にされている行事の一つ。そんなお祝いムードを一転、実は男性・女性ともに「厄年」だということはご存知でしょうか?
厄年と聞くと、「神社でお払いをしてもらったほうがいいのかな?」と考える方もいるかと思います。「厄年なのにお祝いしてもいいの?」「何で赤いものを贈るの?」といった還暦にまつわる2つの疑問についてご紹介します。
節目の年は盛大にお祝いを!「かごめかごめ」の宴会法
厄年といっても、やはり「還暦」は節目の年。家族だけでなく、お友達もお招きして盛大にお祝いするのもステキですよね。そういった宴席でも、楽しみながら簡単に「厄払い」ができる宴会方法「かごめかごめ」をお伝えします。
①宴席はぜひ座敷で、できればお膳で料理を準備しましょう
還暦を迎える主役を真ん中にし、円(四角でも可)で囲むようにお膳を用意します。円の中にいる、ということから民謡「かごめかごめ」になぞらえているんです。
②お祝いされる本人が来てくれた方に、円の内側からお酌をして回ります
これは「厄」をみんなで分け合うという意味合いがあり、厄が軽くなる=厄払いに繋がるのです。みんなと一緒においしい食事や思い出話を楽しみながら、お祝いに参加していただいたことに感謝してお酌をします。
③最後に、食べきれる程度のお菓子を手土産として渡します
最後に、来ていただいた方を送り出す際「食べたらなくなる手土産」(簡単なお菓子でOK)をお渡します。これも「厄」を分け合うという意味合いを持ちます。
ちなみにこの方法は、どの厄年でもOK。「大厄」と言われる年でも、これなら手軽に厄払いができるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
赤いものには意味がある。「赤い3点セット」の秘密
定番といえば「赤いぼうし、ちゃんちゃんこ、ざぶとん」の3点セット。なぜこの赤い3点セットなのでしょうか? これは、「還暦」が厄年であることと深いつながりがあるのです。
厄年は加齢による「体調の変化」が起こりやすい年齢といわれています。そして「赤」は魔よけの色と言われ、この「赤い色」でこれから先起こりやすくなる体の異変から身を守るという意味を持ちます。帽子は「頭(脳)」、ちゃんちゃんこは「内臓」、ざぶとんは「足腰」。全てのアイテムにきちんと意味が込められているのです。還暦の3点セットは、インターネット通販でも、リーズナブルに購入することができます。
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また最近では、ホテルや旅館でお祝いをする人が増えているということで、3点セットを貸し出す「還暦のお祝いプラン」があるところも。旅行に還暦のお祝いと親孝行にもピッタリですね。「身に着けるのはちょっと…」と抵抗のある人も、厄払いだと思えば取り入れやすいかも。
「赤い3点セット」が持つ意味、お祝いのお作法などおわかりいただけましたでしょうか? 還暦を迎える方も、ご両親や身近な方が還暦を迎える方も、あまり「厄年」だと神経質にならずにぜひ楽しんでお祝いしてくださいね。みなさまが、ますます健康で過ごせますように!

StartHome編集部

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