日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行う「一般社団法人 日本エスニック協会」(所在地:東京都渋谷区、理事長:西村 俊彦、以下「日本エスニック協会」)は、深く広いエスニック料理の魅力を多くの人に訴求することを目的に、「日本エスニック協会が選んだ本当に美味しいエスニック料理グランプリ」を実施いたしました。

本当に美味しいエスニックGP結果発表
本当に美味しいエスニックGP結果発表

そのランキング結果を、ランキング料理が食べられる店舗情報※とあわせて「エス(5)ニック(29)の日」である5月29日にさきがけて発表いたします。また、5月30日(土)・31日(日)に東京 大井町駅前中央通りにて開催される「全国ごちそうフェスティバル」で実際に食べられるランキング料理もご紹介します。
※店舗情報はエスニック協会ウェブサイトにて本日(5月28日)よりご紹介いたします。

http://ethnic-as.net/gp/2015/

今回のグランプリ企画は日本エスニック協会アンバサダーであり各国の食文化に精通する専門家が事前に選出した、東南アジア、インド、中東を中心とした代表的なエスニック料理全207品を対象に7部門に分類して行いました。審査は協会サイトにて一般投票を実施し(4月13日~4月28日)、その投票結果を元に当協会で審議を行い、部門別に上位5位までのランキングを決定いたしました。

昨今のエスニックブームにより、タイ料理をはじめとする様々なエスニック料理に注目が集まっています。エスニック協会では、今回のグランプリをきっかけにメジャーなエスニック料理だけでなく、ローカル食まで訴求し、多くの人にエスニック料理の魅力を知っていただきたいと考えています。

■「日本エスニック協会が選んだ本当に美味しいエスニック料理グランプリ」結果発表
各部門1位を紹介いたします。2位以下は添付の画像をご確認ください。

前菜部門  :ソムタム(タイ)
スープ部門 :トムカーガイ(タイ)
メイン部門 :ルンダン(インドネシア、マレーシア、シンガポール)
主食部門  :アッサムラクサ(マレーシア、シンガポール)
カレー部門 :マッサマンカレー(タイ)
鍋部門   :チムチュム(タイ)
スイーツ部門:カオニャオマムアン(タイ)

2位以下を含めたランキング
http://www.atpress.ne.jp/releases/62305/img_62305_1.jpg

■前菜部門
前菜部門で第1位に選ばれた青いパパイヤサラダ「ソムタム」は、イサーンと呼ばれるタイ東北部の料理で、すっきりした味わいとシャキシャキした青パパイヤの食感、また辛さと酸味が特徴の本格的なタイ料理です。今年1月にエスニック協会が発表した「2015年エスニック食トレンド予測」でも紹介しましたが、近年のタイ料理ブームが外食・内食共に浸透し、より本格的なタイ料理を提供するレストランも増えたこと、またタイ料理の料理本も多く出版されたことなどが、イサーン料理の認知が上がっている要因と考えられます。

2位にランクインした「フムス」も昨年からレストランなどで多くみかけるようになった一品です。「フムス」は、裏ごししたひよこ豆に練りごま、オリーブオイルなどを混ぜたペーストで、植物性で高タンパクであり、腹持ちがよく栄養バランスにも優れており、ハリウッドセレブがダイエットフードとして注目していると日本でも話題になりました。今回のランキングでは、既に日本でも広く知られるベトナムの生春巻き「ゴイクン」などを抑えて、新たに注目されつつあるエスニック料理がランクインするという、最近のトレンドを踏まえた結果となりました。

■スープ部門
エスニックでスープといえば、世界三大スープの一つでもある「トムヤムクン」が有名ですが、今回1位を獲得したのは「トムカーガイ」という鶏とココナッツミルクのスープです。「トム」は煮る、「カー」はタイしょうが、「ガイ」は鶏肉という意味で、生姜をはじめハーブをふんだんに使ったスパイシーなスープとココナッツミルクのまろやかさ、タイ料理の酸味づけに欠かせないマナオ果汁が絶妙に絡みあう、タイではトム・ヤム・クンと並んで一般的に食べられている代表的なスープです。日本でこれだけ「トムヤムクン」が有名になった今、「トムカーガイ」が次に注目されるのは自然な流れだと考えられます。

■メイン部門
1位を獲得した「ルンダン」は、牛肉などの肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ肉料理で、インドネシアやマレーシア、シンガポールなどで親しまれています。この「ルンダン」は、マッサマンカレーが1位に選ばれた米国情報サイト「CNN Go」が実施した“世界で最もおいしい食べ物ランキング”で11位にランクインし、世界的にも有名なエスニック料理の一つです。

■主食(ご飯、パン、麺類など)部門
1位を獲得した「アッサムラクサ」は、魚から取ったダシとタマリンドなどを合わせた酸味の強いスープと、半透明の白い麺が特徴のヌードルで、正式に「ペナン・アッサム・ラクサ」と呼ばれるペナン島の郷土料理です。「ペナン・アッサム・ラクサ」は、前述の“世界で最も美味しい食べ物ランキング”(CNC Go実施)で第7位にもランクインしており、マレーシア、シンガポール地域におけるココナッツ風味のカレー麺を指す「ラクサ」とは異なり、香味野菜の独特のニオイと、酸味と辛味がエスニック好きならやみつきになること間違いなしの一品です。

3位にランクインのした「ドーサ」は、南インドの米粉とケツル小豆で作られるクレープの様な料理で、ジャガイモなどを香辛料と炒め煮にしたものをくるんで食べるなど、様々なバリエーションがあります。昨年から今年にかけて「ピタパンサンド」が流行しましたが、食感がガレットに似ている「ドーサ」は女性人気も高く、次に流行する料理として業界で注目されています。

■カレー部門
1位は、米国情報サイト「CNN Go」でも世界で最もおいしい食べ物として選ばれた「マッサマンカレー」が獲得しました。同ランキングの発表をきっかけに世界中で注目が高まり、日本でもマッサマンカレーヌードルや、大手メーカーからレトルト食品が発売されるなど大きく注目されました。このランキングで注目したいのは、インドカレーで「バターチキンカレー」の次にポピュラーであるほうれん草とチーズのカレー「パラックパニール」を抑え、5位にランキングしたインド ゴア地方を代表するカレー「ポークビンダルー」。「ポークビンダルー」は、酢とスパイスでマリネした豚肉を煮込んだスパイシーなカレーで、都内でも食べられるお店が少なく、コアなカレー好きの間では絶対に食べたいカレーの一つとして有名です。

■鍋部門
1位は、タイのイサーン地方の代表的な鍋「チムチュム」が獲得しました。「チムチュム」は、タレにつける(チム)、スープの中にさっと浸す(チュム)という意味で、スープには、レモングラスやこぶみかんの葉などのハーブがふんだんに使われ、デトックス効果が高く、美容に効果的と言われています。

■スイーツ部門
1位は、炊いたもち米に甘いココナッツミルクを浸してマンゴーを添えたタイの代表的なデザート「カオニャオマムアン」が獲得しました。日本でも2015年にマンゴーを使った台湾のかき氷専門店が上陸し、夏を待たずに話題になっています。女性に人気のマンゴーを使ったスイーツの一つとして、今後注目されていくと考えられます。

■全国ごちそうフェスティバルでランキング料理を提供!エスニック協会から出店するお店紹介
今回実施した「日本エスニック協会が選んだ本当に美味しいエスニック料理グランプリ」のランキング料理から、前菜部門3位のタイのソーセージ「サイウア」、主食部門4位のマレーシアの定食「ナシレマ」など、合計5品が5月30日、31日にJR大井町駅前中央通りで開催される「全国ごちそうフェスティバル」で食べられます。

<インドレストラン モティ>
食べられるランキングの料理
・メイン部門2位「タンドゥーリチキン」
・メイン部門4位「サテー」
・カレー部門2位「バターチキンカレー」

<ターブルオギノ>
食べられるランキングの料理
・前菜部門3位 タイのソーセージ「サイウア」

<MALAY ASIAN CUISINE>
・主食部門4位「ナレシマ」

■全国ごちそうフェスティバルについて
日時:2015年5月30日(土) 11:30~17:00
2015年5月31日(日) 11:00~17:00
※両日小雨決行
会場:大井町駅前中央通り(JR大井町駅 徒歩1分)

■日本エスニック協会が選んだ本当に美味しいエスニックグランプリ 概要
主催   :一般社団法人日本エスニック協会
投票票期間:2015年4月13日(月)~4月28日(火)
審査方法 :WEB投票及びエスニック協会による審議を行い、
ランキングを決定

<対象のエスニック料理について>
協会アンバサダーを務める各国の専門家が、「前菜」「スープ」「メイン」「主食」「カレー」「鍋」「スイーツ」の全7部門全207品を選出。

■一般社団法人 日本エスニック協会について
http://ethnic-as.net/

2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化「エスニック×日本」を通じた地域活性や、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な文化創造をすることをめざしています。

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