少子高齢化、70歳定年時代、年金問題だけでなく、コロナウイルス感染症拡大による景気の陰りを感じて将来が不安な今日この頃。普通に企業に勤めるだけでは老後の蓄えが十分でない時代に、今から始める初心者向けに、投資の基本と投資商品の特徴についてまとめました!

初心者必読!投資の基本とお作法

初心者必読!投資の基本とお作法

資産形成としての投資

教育や老後資金など、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」の形で、長い期間をかけて少しずつ増やすことができます。これらの「投資」の形で持っていると、お金として引き出して使うためには、投資した資産を売却して現金に換えるなど、一定の手順を踏む必要があります。また、値上がりや利益の分配などを通じて、預貯金よりも利益を得られる可能性が高いという性質がありますので、一般的には、ある程度、先を見越した備えのために活用するのに向いています。

投資のリスク

投資には「リスク」があります。一言で「リスク」といっても、「リスク」にはさまざまな種類がありますので、それがどのような内容なのかを正しく理解しておくことが重要です。
投資における「リスク」の代表的な例を見てみましょう。これらの「リスク」はいわゆる「危険」や「損失」のことではなく「可能性」のことを意味している点に注目してみてください。

〇株価変動リスク

・株(株式)の価格が上下する可能性のこと。
・株価(株式の価格)の変動は、日本はもちろん、世界各国の景気や経済の動向、政治や経済の情勢のほか、株式を発行している企業の業績など、さまざまな要因によって起こります。

〇信用リスク(デフォルト・リスク)

・株式や国債・債券などを発行している国や企業が、財政難や経営不振などを理由に投資家から預かっていたお金(元本)や利息の一部または全部を返済する能力がなくなる可能性のこと。

流動性リスク

・市場(マーケット)で金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、希望する価格で売れなかったりする可能性のこと。

〇金利変動リスク

・金利の変動によって、債券の市場価格が変動する可能性のこと。
・金利が上昇すると、債券価格は下落し、金利が低下すると、債券価格は上昇します。

為替変動リスク

・異なる通貨の為替相場の動きにより、外貨建ての円換算による金融商品の価値が変動する可能性のこと。
・例えば、ドル建てで金融商品を持っている場合、為替相場が円高・ドル安に動いたときには、日本円で見たとき外国証券の価値が減少することになります。このドル建てで持っている金融商品の価格が、将来の円高・ドル安によって価格が減少する可能性のことを、「為替変動リスク」と呼んでいます。

出典:金融庁ウェブサイト
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

初心者こそ知っておこう!投資商品まとめ

初心者こそ知っておこう!投資商品まとめ

【投資商品①】外貨預金

・文字通り「外国の通貨」で預ける預金です。
・満期日の為替レートが預け入れた時より円安になっていれば為替差益が生じます。
・満期日の為替レートが預け入れた時より円高になっていれば為替差損が生じます。

【投資商品②】投資信託

・資金を集めて運用している投資商品。
・投資信託委託会社の専門家(ファンドマネージャー)が決めた運用方針に従って公社債や株式などさまざまな投資先に分散投資して運用されます。
・投資信託は、元本保証がありません。

【投資商品③】株式

・株式とは、株式会社に対する「出資持分」のことです。「株式を保有すること」は、「会社に対して出資をすること」です。
・株式投資の最大の魅力は値上がり益であり、預貯金にはない大きな収益が期待できます。
・一方で値下がりや倒産などリスクもあります。

【投資商品④】公共債

・公共債とは国や地方自治体が資金調達のために発行する債券です。
・公共債には、国が発行する国債、地方自治体が発行する地方債、その他に政府機関債があります。

【投資商品⑤】個人年金保険

・将来の年金受け取りと、資産形成(運用)、死亡保障の機能をあわせ持つ商品です。
・万一、年金の受け取り開始日前に、被保険者が亡くなった場合には、遺族に死亡給付金が支払われます。

【投資商品⑥】金銭信託

・信託銀行が利用者にかわってお金を管理、運用する金融商品です。
・元本補てん契約により元本が保証される商品と元本補てん契約がなく元本が保証されない商品があります。

【投資商品⑦】仕組預金

・デリバティブ取引を組み込んだ預金商品の総称です。

【投資商品⑧】純金積立

・毎月一定の金額で金を自動的に購入します。
・金の価格が安いときには多く買え、高いときには少なくなります。

出典:一般社団法人 全国銀行協会
https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-c/3778/

もっと知りたい!投資初心者におすすめ、サクッと学べるYouTube動画まとめ

もっと投資について知りたい、けれどセミナーとかは勧誘されそうで怖い…そんなあなたはYouTubeで投資や資産運用について説明しているチャンネルもご参考ください。

マネーの亀【MANEKAME】

・野村證券株式会社とUUUMが運営するブランドチャンネル。
・「亀」の由来は、堅実さや金運など縁起の良い象徴とされる亀を使い、お金をじっくり時間をかけて増やしていく、お金とじっくり向き合っていく、という意味を込めている。とのこと。

▼瀬戸弘司さんが100万円を資産運用してみるシリーズは、実際に現金100万円を使って投資などの資産運用を面白おかしく体験できます。

▼マネーの亀【MANEKAME】チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCpE2Is5W7oNH2O_6OxrnPAw

両学長 リベラルアーツ大学

両学長リベラルアーツ大学

・「今よりも一歩自由に!」をテーマに、 IT経営・投資家の両さんが投資だけでなく様々なノウハウを配信するチャンネル
・YouTubeだけでなくTwitterや書籍など様々な媒体で多方面へ情報を発信されてます。

▼【お金の勉強 初級編】では資産形成をしたい人向けに、両さんの基本的な考え方から方法まで、丁寧にレクチャーしてくれます。

▼両学長 リベラルアーツ大学 チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/c/ryogakucho

Dan Takahashi 高橋ダン

高橋ダン

・ウォール街ファンドマネージャーとして活躍した経歴を生かし、初心者向けから上級者向けまで、投資の方法や市況分析まで幅広く説明されてます。

▼【誰でも簡単】お金を稼ぐポートフォリオ では投資を始めるにあたっての基本的な考え方を解説。長期投資の具体的な方法をシェアしています。


▼Dan Takahashi 高橋ダン チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/c/ryogakucho

まとめ

初心者向けの投資商品の特徴と基本知識、そして今から学べるYouTubeコンテンツのご紹介をギュギュっと詰め込みました。インターネットで様々な情報が手に入る時代ですが、金融商品は正しい情報を得ることが大切です。ご紹介したコンテンツは参考に、金融庁や証券会社などの正確な情報を確認してください。
そして、投資や資産運用をスタートする時には、自分に合った投資方法を見極めることが必要です。資金や目標に応じた方法を選び、無理のない範囲で少額から始めてみることをお勧めします。

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