エントリーシートも上手く書けたし、SPIも難なく通過する。
でも、一次面接に通らない。そんな悩みを持っている方多いのではないでしょうか。

今回の記事では、企業の面接官を担当した私の経験から、一次面接での通過ポイントを伝授いたします。

まず、多くの企業が一次面接で判断するポイントは以下の3つです。

★コミュニケーションがとれるかどうか
★志望理由が明確であるかどうか、本当に志望しているのか
★最低限のマナーが備わっているかどうか

私の勤める会社の場合、一次選考に進む方は書類選考と筆記試験に通過した方であり、一定の採用基準は満たしている場合がほとんどです。企業によって異なりますが、一次選考では個別面接、グループディスカッション、集団面接などが行われます。

どの形式の選考にせよ、一次面接は、将来自社の一社員として働く上で必要最低限のマナーやコミュニケーション能力が備わっているか、本当にこの企業で働きたいという意欲を持っているのかという部分を判断する場になります。

①コミュニケーション能力の本当の意味を理解していますか?

一般的に「コミュニケーション能力」というと「どんな相手に対しても怖気づくことなく対話をすることができる能力」や「自分が思っていることをスラスラと話すことができる能力」と解釈されがちです。
しかし、面接におけるコミュニケーション能力の本質は「相手の目線で物事を説明できるかどうか」です。

相手の目線で話すことができない方の例を挙げましょう。

例えば、一次面接でよく聞かれる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を語る際、「○○に力を入れていた」という事実をアピールしたいがあまり、専門用語を含めて話を進めてしまうケースが挙げられます。

「ガクチカ」が野球の話だった場合、「インコース」「バッテリー」などの野球の専門用語を多用してしまうと、野球に詳しくない面接官は内容をほとんど理解することができません。そうなると、話の中で何をアピールしたいのかも判断できなくなってしまいます。

そして、このような方はコミュニケーション能力が低いと判断されてしまいます。
面接は自分が話したいことを発表する場ではなく、相手に理解してもらうための場です。目の前にいる相手の予備知識がどれだけあるのかという点を考え、相手の知識レベルに合わせた説明ができるようにしていくと誰にでも伝わる話し方ができようになり、面接官からはコミュニケーション能力が備わっている方であると判断されるようにもなるでしょう。

②その企業に本当に入りたいと思っていますか?

一次面接で不合格になった方は、「当社への志望度が高くない」という面接官からの評価が多いです。

「当社を志望している理由は?」とストレートに志望理由を問われる場合もありますが、
その企業を知ったきっかけや選考に進んだ経緯からその方の志望動機や志望意欲の高さを見極めているケースも非常に多いのです。

よくある例として、「当社を知ったきっかけは何ですか?」という面接官からの質問に対して、「なんとなく興味があって会社説明会に参加しました。」と回答する学生さん。
会社説明会は企業を知ってもらうためという目的があるため、元々興味がなかった方にお越しいただくことは企業にとっては大歓迎です。

しかし、元々興味がなかった方がそれとなく選考に進んでいく際には要注意です。
なんとなく説明会に参加し、書類選考や適正検査に合格し、一次面接まで進んだというケースも少なからずあるでしょう。その際「なんとなく」が見え見えな学生さんは確実に一次面接に通過しません。

面接官から「説明会を聞いてみて選考に進もうと思った点は?」と聞かれると、「○○事業が面白そうと思いました。」「風通しの良い社風がとても良いと感じました」
よくある回答ですが、面接官からするとこれらの回答では何もプラス評価を与えられません。どの企業の面接でも同じような回答ができるからです。

説明会では事業内容や社内制度などの様々な説明がありますが、それらを聞いてどのような点が魅力に感じたのか、その魅力に感じている理由は何であるのかという点を聞き出しその方が本当にその企業を志望しているのかどうかを面接官は判断しているのです。

志望度というものは、その企業の魅力と自身のビジョンを照らし合わせると見えてくるでしょう。一次面接に通らない方は、じっくりと企業研究と自己分析をしてみましょう。
「なんとなく」のまま、面接官の前に出ないようにしましょう。

③一次面接で注意すべきマナー

企業によっては一次面接を担当する面接官が異なりますが、若手の採用担当や現場社員が担当するケースが比較的多いです。それには、なるべく年齢の近い社員に会わせることで話しやすい雰囲気を作ったり、若手社員から企業について話すことで実際にその企業で働くことのイメージを持たせる狙いがあります。

その際に面接官が見ているポイントは「この学生さんと一緒に働きたいと思うかどうか」です。対面での面接の場合、髪型や服装などの身だしなみは勿論のこと、言葉遣いや挨拶など最低限のマナーがなっていないと「社会に出て大丈夫なのか」という不安を与えてしまい本人の評価を落としてしまいます。
今一度、ご自身の面接時のマナーを振り返ってみると良いかもしれません。

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した3つのポイントを見直し実践に移せば、きっと誰でも一次面接を攻略できると思います。
記事をご覧いただいた皆さまのより良い未来を応援しております!

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