2017年も早いもので3カ月が経とうとしている。この3カ月間、スズキ ワゴンRとスイフト、レクサス LCなど話題の自動車が発表された。さらにこれから年末にかけて多くの車種でフルモデルチェンジが予定されている。自動車販売は通常、モデルチェンジ前には大幅値引きが行われるもの。そこで今回はボディタイプ別に値引きが期待できる車種をご紹介しよう。

【ミニバンの注目はヴォクシー3兄弟とステップWGN】

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人気の2.0Lクラスのミニバンで注目なのが、トヨタ ヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄弟。これは今年の夏ごろに、フェイスリフトを含めた大掛かりなマイナーチェンジが実施されるためだ。現行モデルのデザインが気に入っているのなら、すぐにでも商談を申し込んだ方が良いだろう。あまりギリギリまで待つと、新型車対象の商談になりかねず、予算オーバーになる可能性が高いのでタイミングが重要だ。

ホンダ ステップWGNも狙い目だ。ヴォクシー3兄弟と同じ頃に、マイナーチェンジが予定されているが、今回の変更はホンダセンシング標準搭載グレードの拡大と、ハイブリッドシステムの追加と見られる。これらの変更に興味がないのなら、現行の1.5Lダウンサイジングターボを選ぶべし。ミニバンらしからぬキビキビしとした走りが楽しめながら、販売面で苦戦している。ヴォクシー3兄弟、日産 セレナと競合すれば、値引き額も拡大しようというもの。

【セダンの注目はトヨタ カムリ】

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最近はセダン人気が低迷しているが、立体駐車場を備えたマンション住民にとっては、居住性の高いセダンはミニバンに代わる重要な選択肢である。注目はすでに新型を発表しているトヨタ カムリ。7~8月ごろに国内販売開始予定で、中型セダンをお値打ちで購入するのなら、現行型は大いに狙い目だ。

新型カムリ登場によって、1年以内にトヨタ マークXとトヨタ SAIが廃止される。すなわち、SAIの廃止は、兄弟車のレクサス HSの廃止も意味する。駆動方式は違えどお得に購入できそうなセダンが、トヨタには揃っているので、こちらも併せて検討したい。

【コンパクトカーは狙い目だらけ!】

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1.5L以下のコンパクトカーなら、トヨタ アクアの現行型モデルが狙い目。GW明けに内外装をリフレッシュするマイナーチェンジを行う。トヨタ アクアは2代目プリウスから引き継いだ1.5Lハイブリッドを搭載し、国内販売台数トップクラスと人気であった。年初に同じハイブリッドシステムをヴィッツにも搭載したことで、人気の中心がヴィッツに移動している。マイナーチェンジではハイブリッドシステムに変更はないようなので、現行型アクアは値引きが期待できる。

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ダイハツが生産し、トヨタ、スバルにOEM供給を行っているダイハツ トールも狙い目だ。元々利幅が少ない価格設定のため、大幅値引きは期待できない。トヨタ ルーミー/タンク、ダイハツ トール、スバル ジャスティ4兄弟の中では最も販売台数が少ないため、この4車で競合すればトールのお得感が際立つ。同様の現象はトヨタ パッソ/ダイハツ ブーンの間でも見られる。こちらもダイハツ ブーンの方がお買い得な傾向だ。

【ステーションワゴンの狙い目はスバル レヴォーグ】

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かつての人気もすっかり影を潜めたステーションワゴンだが、セダン同様マンション住民にとってはミニバンに代わる重要な選択肢だ。ステーションワゴンで一番お買い得なのは、スバル レヴォーグであろう。かつてのレガシィスポーツワゴンの後継車で、スバル インプレッサをベースとしている。インプレッサが新型に切り替わった現在、近いうちにモデルチェンジが行われる、と言っても2018から2019年ごろの予定。現行型はモデルライフ半ばであるが値引きは大きく、初回の商談から20万引は提示してくる。交渉次第では35から40万円引も狙える。

オススメは1.6Lターボ。レギュラーガソリン仕様で維持費を抑えられる。1,600rpmから最大トルクを発生するので、日常生活で扱いやすい高性能車なのだ。

【SUVは個性的な日産 ジュークがオススメ!】

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人気車だらけのSUVで、お得に購入するのは至難の業と言っていい。全般的にモデルチェンジ直後の車種が多く、モデルライフ中盤の車種でも販売は堅調に推移しているため、値引きをしてまで販売する必要が少ない。それでも狙い目の車種はある。それが日産 ジュークだ。

7月ごろにモデルチェンジが予定されている日産 ジュークは、モデルライフも末期中の末期だが、あの独特のフロントデザインの魅力は健在だ。最近ではロールを抑制するトルクベクタリングを装備し、おしゃれな2トーンカラーも設定された。TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」では、新垣結衣さん演じる主人公森山みくりの叔母、石田ゆり子さん演じる土屋百合の愛車として登場した。その土屋百合に恋する大谷亮平さんが演じた風見涼太とドライブするコラボCMも注目され、何かと話題性の高いモデルである。

日産は値引きに頼った商売はしていないが、それでもトヨタ C-HR、ホンダ ヴェゼル、マツダ CX-3、4月6日より発売のスバル XVとライバル車は多い。うまく競合して、お得に購入したいものだ。なお次期型ではe-powerが搭載される。モーター走行を行う小型SUVとなると、大きなミニ四駆? といった趣きを感じる。これは今までにない面白い乗用車になる予感。値引きは全く期待できないものの、いち早く新しいガジェットを入手するのも、時間の有効利用という観点でお得を体験する方法である。

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StartHome編集部

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