混雑した朝の通勤電車は、ストレスの原因になる憂鬱なもの。一人ひとりのマナーが重要ですよね。

今回は編集部でアンケートを実施した「電車内の迷惑行為ランキング」をお届けします。ちょっとした行動で、うっかり誰かに迷惑をかけていないか、確認してみてくださいね。

電車内の迷惑行為ランキング

電車内で最も腹の立つ迷惑行為を、上位から順に見てゆきましょう。
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第1位「酩酊状態で乗車する行為」

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堂々の第一位は「酩酊状態で乗車する行為」がランクイン。
特に飲み会が多く、次の日が休みで気の緩む金曜日の夜に見られる光景ですよね。

ほろ酔いで乗車しているだけならまだしも、かなり酔っぱらった状態で乗車し、大声で騒いだり、座席に横になったりする行為は、普通に乗車している人にとっては大迷惑。
中には、酩酊状態で乗車してきた挙句、電車内で嘔吐してしまう人もいます。近くに乗っていた人にかかってしまったり、車内清掃のために電車を停車させてしまったり、迷惑以外のなにものでもないので、くれぐれもお酒はほどほどに楽しむようにしましょう。

第2位「降りている人がいるのに乗り込んでくる行為」

誰よりも先に乗車してベストポジションを確保したい気持ちは分かりますが、降りている人がいるのに無理やり乗り込むのはやめましょう。

降りたい人が降りられず、結局スムーズな乗車を妨げることで電車の遅延にもつながるので、まずは降りる人が全員降りてから乗り込むことを心掛けてくださいね。

第3位「列を無視して乗車する行為」

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日本人が駅で整列して電車を待つ姿は、しばしば海外旅行者の目には驚きをもって映るようですが、全員が列を守っているわけではないというのが悲しい現実です。

特に降りる人が多いターミナル駅などでは、乗車口に人が押し寄せることがよくありますが、乗り込みたい一心で、並んでいる人の横から割り込んだりするのはトラブルの元にもなりますから、くれぐれもやめてくださいね。

第4位「駅に着いて、入口付近に立ったまま動かない行為」

第4位は、あちこちで言われる定番の迷惑行為がランクインしました。
出口付近に立っている人が、駅に着いてもがんとして動かず、降りたい人が降りられないというもの。

一旦降りて通り道をあけるよう、電車内のアナウンスでも流れている場合が多いのに、一体なぜ退こうとしないのか理解に苦しみます。乗車口の近くに乗っている場合は、一旦降りて道をあける心の余裕を持ちましょう。

第5位「座席に座って足を広げたり、肘で圧迫する行為」

座席に座るなり、足を大きく広げて膝を押してきたり、肘ですでに座っている人を圧迫したりする人、本当に多いですよね。

電車の座席は限られたスペースなので、皆がゆったりと座れるようにはデザインされていません。自分だけが悠々と座れればそれでいいと思っているのかもしれませんが、その分周りの人が窮屈な思いをしていることを自覚してほしいものです。

第6位「リュックサックを背中に背負ったまま乗車する行為」

こちらも、電車内や駅構内で散々注意喚起されているのに、いまだに直そうとしない人の神経を疑いたくなる行為です。

リュックを背中に背負ったまま乗車するとその分余分なスペースを占めることになるので、特に混雑の激しい電車では大迷惑になることも。面倒でも、リュックサックは前に背負ってしっかりと抱えるようにしてくださいね。

第7位「電車内で大声で会話したり騒いだりする行為」

混んでいる混んでいないに関わらず迷惑なのが、大声で会話をしたり騒いだりする行為。

若い子に多い迷惑行為ですが、数人のほろ酔いの男性や女性が大声で会話していたりすることも。電車の中で会話をすること自体が悪いことではありませんが、人のおしゃべりというのは聞いていて心地がいいものではありません。節度を守った会話を心掛けたいですね。

第8位「二人分の幅をとって座る行為」

最近は座席に一人分のスペースのくぼみが設けられた車両が増えているので、以前と比べると若干少なくなった気はしますが、座席に広々と腰かけていたり、鞄を置いたりして二人分のスペースを取って座るのも、迷惑な行為の一つです。

車内アナウンスでも流れているように、一人でも多くの人が座れるよう、座席は詰めて腰かけましょう。

第9位「優先席に座って席を譲らない行為」

これは迷惑行為である以前にモラルの問題ですが、優先席は、体が不自由な人や、妊婦さんなど、座席を必要としている人のためのスペースです。

居眠りを決めこんで、困っている人が前に立っても席を譲らない姿勢を貫くのはやめて、困っている人に席を譲る心の余裕を持ちたいものですね。

第10位「混雑しているのに足を組んで座る行為」

そもそも足を組んで座るのはあまりお行儀の良い行為とは言えませんが、特に電車内では周りの迷惑となるので、足を組んで座るのは絶対にやめましょう。

突き出した足先が、前に立つ人のすねに当たってしまうこともありますし、隣に座っている人の足に当たることも考えらえます。電車の座席は限られたスペースであることを認識し、節度ある行動を意識しましょう。

第11位「電車内で通話する行為」

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「今電車なので、降り返します」程度の通話ならまだしも、堂々と電話で話し続ける人、いまだに見かけますよね。

これだけ「車内での通話はご遠慮ください」と言われているのに、どんな神経で電話をしているのか甚だ疑問ですが、他人の会話というのは聞いていて気持ちのいいものではありません。通話は電車を降りてからにしてくださいね。

第12位「イヤホンから音漏れさせている行為」

電車は走行音が大きく、密閉型やノイズキャンセリング機能のないイヤフォンを使っていると、普通の音量では音楽が聞こえないこともあります。

だからと言って音漏れするほどの大音量で音楽を聴くのは、ただの迷惑行為。大きな音で音楽を聴くのが好きな人は、自分が音漏れをさせていないかどうか、イヤフォンを耳から外した状態で一度確認してみましょう。

第13位「混雑した車内でひたすらスマホを見る行為」

混雑した車両で意地になってスマートフォンを見つめていたい人は、一度自分の行動を振りかえって見る必要がありそうです。

スマホの画面を見たいがために肘を曲げていると、必然的に回りの人を圧迫することになります。また、スマホを見るとどうしても上体が後ろに倒れる姿勢になるので、不要なスペースを使うことに。他にも、スマホが前に立っている人に当たったり、ゲームなどをしていると指の振動で回りの人を不快にさせたりと、何もいいことがありません。混雑した車内で少しでも気持ちをそらしたいのは分かりますが、迷惑をかけている意識を持つべき行為です。

第14位「電車内でパソコンをカチャカチャやる行為」

それほど頻繁には見かけませんが、時々パソコンを開いて、何かを一心不乱に打ち込んでいる人、いますよね。こんなところで開いてまで、一体何がしたいのか、と思ってしまますが、キーボードをカチャカチャやる音は聞いていて心地のいいものではありません。

また、社会人として、誰かに見られる可能性のある電車ないでパソコンを開いて仕事をするのは、コンプライアンス上問題となる場合もあるので注意しましょう。

第15位「混雑した車内で新聞や本を読む行為」

最近は新聞や本もスマホで見る人が増えている影響か、あまり見かけなくなりましたが、こちらも13位のスマホを見つめる行為と同様、混んでいる社内では迷惑になる行動の一つですね。

混雑した車内では新聞紙をガサガサめくる音がしたり、新聞や本が周りの人に当たって迷惑をかけることもあるので、気配りの心は忘れないようにしたいものです。

第16位「足元に鞄を置く行為」

そもそも、電車の床は綺麗な場所ではありません。汚れはもちろんばい菌やウイルスだってうようよいるような場所に鞄を置いてしまえるのが、逆にすごいと思ってしまいますが、混雑した車内では他の人に迷惑をかけることもありますよ。

鞄はしっかりと前に抱えて乗車するマナーを心掛けてほしいですね。

第17位「ショルダーバッグを肩にかけたまま乗車する行為」

ショルダーバッグをもっている女性に多いのが、肩にバッグをかけたまま、混雑した車内に乗り込んでくる行為(もちろん男性の場合もありますが)。ショルダーバッグを肩にかけると、バッグの後ろ半分が後ろに立つ人にぶつかって邪魔になるということを考えないのでしょうか。

特に朝や夕方のラッシュ時に、こういう人が近くに立っていると、それだけでストレスになりますよね。どうか自分の行動が回りに迷惑をかけていないか振り返ってみてください。

第18位「混雑した車内で飲食する行為」

さすがにこれはあまり見かけませんが、時々、コンビニで購入したコーヒーなどを手にもって乗車しようとしている人を見かけます。ペットボトルであれば、ふたがちゃんと締まりますし、ある程度強度もあるので、人とぶつかったくらいでは中身がこぼれることはありません。

ですが、紙のカップはそもそも密閉されておらず、ちょっとした衝撃で中身がこぼれ出る可能性がありますので、電車に持ち込むのは少し考えてみてほしいですね。

ランク外「座席に座って鞄をごそごそやりながら肘を当ててくる行為」「混雑した社内でいちゃちやする行為」

今回はランキング入りはしませんでしたが、座席に座って鞄をごそごそしながら肘を隣の人にぶつけたり、車内でいちゃいちゃして周りの人が目のやり場に困ったりという迷惑行為にも注意しましょう。

その他の迷惑行為エピソード

電車イメージ

ランキング以外でも、
「満員電車で、前に立ってる人のフードのファーが顔に当たったり、長い髪の毛が当たったりするのも嫌!!!!!」
「駆け込み乗車等により、ドアが何回も何回も開け閉めされて、一向に出発できず、このまま一生ドアの開閉だけで人生終わるんじゃないかと思う。」
「混雑した社内で、しきりに頭を振る女性(おそらく混雑してるので、あたまを振って髪の毛でまわりの乗客を遠ざけたいがためにやっていると思います)」
「混んでいる車内で、身体が少し当たっただけで、「フザけんな」って感じで肩を往復スクリューして居場所を確保使用とする心が小さい人」
など、電車内での迷惑行為は枚挙にいとまがありません。

朝晩のラッシュ時の混雑は仕方がないもの。自分の何気ない行動が、もしかしたら他人に迷惑をかけているかもしれない、という心配りを皆がすれば、少しでもストレスを減らすことができるのだということを、考えてみてくださいね。

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