ライドシェアの日本の市場規模

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さて、日本ではどうでしょうか。日本では残念ながら後述の法律規制などが邪魔をし、市場が伸び悩んでいるのが現状です。しかし、東京オリンピックを控え交通手段の整備が急務になったり、高齢者増加や過疎地の増加に対策する目的でも、相乗りして交通手段を有効に使う事の出来るライドシェアは有効。

今後政府も問題が起こらないよう対策を行いながら、少しずつ普及への土壌を整えていくと思われます。

またライドシェアの一刻も早い普及を提言している新経済連盟やライドシェアが日本の社会問題の解決に効果があるという分析結果を出しているMS&AD基礎研究所 など、日本でもライドシェアに肯定的な発言を行う団体は多いです。そのような企業の声を無視するわけにはいかないので、ライドシェア普及に必要な規制緩和に政府も舵を切らないわけにいかないでしょう。

実際、ライドシェアとシェリングエコノミーの日本での市場規模が、2016年度の市場規模は503億4,000万円、前年度比で26.6%の増加で2022年には1000億円規模に成長するとのこと。

【参考】:ITメディアの「ビジネス+IT」

旅館業法施行令が一部緩和されたこと、2017年の「民泊新法」成立を受けて、民泊市場への参入事業者が増加したこと、法規制の壁がないオンライン駐車場予約サービスに参入する事業者も増加したこと、等が理由として挙げられ、2016年1月に設立されたシェアリングエコノミー協会の活動により、シェアリングエコノミーサービスの認知度が高まったことも新たな事業者の市場参入を促した要因とみられています。

上記のように、シェアリングエコノミーサービスの市場が大きくなっているのは確か。
まだ課題は多いものの、昨今のIT市場のようにライドシェアサービスが当たり前のように普及するのはそう遠くない未来のはずです。

ライドシェア日本で展開を行う上で国土交通省規制

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日本でライドシェアを普及させるには、障害になる事がいくつかあります。
最たる障害が「白タク」問題です。

日本では道路運送法で、タクシー業者など許可を得ている事業者以外が目的地までユーザーを運搬して対価を得る行為を禁止しています。これにより特にアプリなどにより指定された場所まで相手を迎えに行き、目的地まで運ぶUberなどのサービスは許可を得ていないタクシー、いわゆる「白タク」扱いになり、法律に違反してしまうのです。

実際福岡市で2015年2月に実験的に開始されたUberのライドシェアサービスは、国土交通省から道路運送法に違反する、白タク行為に当たる恐れがあるとして規制を受け、約1か月でサービス終了しました。

また市場が奪われるとして今まで日本で幅を利かせてきた既存のタクシー業界からの反発も根強く、政府が舵をライドシェア普及に切りにくい現状も存在します。
このようにライドシェアサービスに関して日本は世界でもかなり出遅れているのは由々しき事態です。