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LiveMe(ライブミー)創業者兼CEO Yuki

5月12日、アメリカNo.1のライブ配信アプリ「LiveMe(ライブミー)」のリリース2周年記念パーティーは、ロサンゼルスのビバリーヒルズで開催され、300名以上のライバーが世界各地から集まり、パーティーに参加しました。LiveMe(ライブミー)はなぜアメリカNo.1のライブ配信アプリまで成長したのか、今回の2周年パーティーを機に、LiveMe(ライブミー)最高経営責任者(CEO)のYukiさんにインタビューしました。

LiveMe ライブミー

イベント現場の様子

「ライブ配信は次世代のコンテンツ表現方法。2015年の暮れ、アメリカ市場のビジネスチャンスはあると判断した。」

LiveMe(ライブミー)が人気アプリに成長してきた経緯について、Yukiさんに答えていただきました。

「2014年、当時担当していたCleanMasterが成功した後に、新規事業の可能性のリサーチを始めました。その際に、ライブ配信アプリの将来性に気づき、ソーシャルコミュニケーション促進の面で非常に可能性が高く、次世代の動画サービスになれるのではないかと判断しました。新しいコンセプトのサービスを海外で立ち上げ、成功させたいなら、もちろん様々なリソースが必要です。LiveMeの開発を決めた時点で、独立のスタートアップとして、ベンチャーの組織形態やマインドで戦う必要があるんだと思いましたね。」

では、なぜ始めからハードルの高いアメリカ市場への進出を決めたのですか?

「まずは、戦略上の必要性です。アメリカはトレンドの発信源となる地域ですので、アメリカ市場の獲得は、今後の英語圏市場を獲得するために非常に重要です。アメリカ市場を獲得できないのなら、サービスをグローバル展開することも難しいでしょう。次に、アメリカには動画視聴の習慣や文化があります。アメリカには「ファミリーカメラ」の文化があり、多くの人は子ども時代からカメラの前で自己表現をする経験があります。また、アメリカ人は「リアル」を非常に重視し、リアル性のある動画はさらに受け入れられやすいでしょう。そして、リソース。当時、Clean Masterはすでにアメリカ市場での成功を収めていたため、Clean Masterのリソースを活用することも可能でした。最後に、非常に重要なのは2015年末時点で、ショートムービー、ライブ配信のビジネスチャンスが存在していました。2015年末、Facebookをはじめ、SNSはまだショートムービー機能、ライブ配信機能をリリースしていないので、このビジネスチャンスを掴まなければならないとの判断でした。」

LiveMe(ライブミー)は2015年11月にAndroid版、2016年3月にiOS版をリリースしました。
現在、アメリカのユーザーはLiveMe(ライブミー)全体の65%を占めています。

アメリカ市場と他の地域の違いについて、Yukiさんはこう語りました。

「まずは、アメリカで「ライブ配信」についてのビジネス形態はまだ存在せず、ライバー(配信者)さん向けの事務所も立ち上がっていない状態です。しかもアメリカのユーザーにとっては、ただ「配信で稼ぐ」という意識より、LiveMe(ライブミー)自体のプラットフォームの雰囲気と存在価値に共感させることのほうがさらに重要なのです。そして、アメリカのユーザーは、ブランド価値を重視しています。ですので、本当に良いサービスを提供するためには、ブランディングの構築が非常に重要です。中国国内と違い、アメリカにはPCユーザーがまだ多いので、この点も考慮する必要があります。そのため、ライブ配信サービスを展開する際に、1.ハードウェア+ネット環境、2.決済手段の便利さ、3.エンタメコンテンツへのニーズ、この3点は重要な指標になりました。」

「ライブ配信サービスには明確なビジネスモデルがあるが、生き残ることが最優先だ。」

ライブ配信アプリ以外には、動画サービスの領域でショートムービーアプリも大きな人気を集めています。では、Yukiさんはなぜショートムービーではなく、ライブ配信を選択したのですか?

「スタートアップを立ち上げ、新しいサービスを作るなら、最初からビジネスモデル、収益性の考慮は避けられないですね。ショートムービーは、ユーザー規模による広告利益に依存しているので、ビジネスモデルに不明確な点があると思います。一方、ライブ配信アプリは、アイテムシステムを通じて、確実なビジネスモデルを構築することが可能です。この明確なビジネスモデルに基づいて会社として生き残り、その後さらなる成長を図れるでしょう。ただし、明確なビジネスモデルが存在していますが、ライブ配信アプリは運営能力への依存がショートムービーよりも高いです。毎日数多くの新しい配信コンテンツが創出され、しかも一つ当たりのコンテンツ量も多いですね。コンテンツ創出の運営のほか、課金促進への運営も非常に重要ですし、ライバーさん、課金ユーザーをめぐって、いろんなイベントを企画する必要があります。」

立ち上がってから3年目のLiveMe(ライブミー)に期待が高まります。

▼LiveMe(ライブミー)ダウンロードはこちら▼

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StartHome編集部

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