寒さも落ち着き、段々と春めいてきた今日この頃。入園や入学、進級をきっかけに“子どものお小遣い”にいて頭を悩ませる親も少なくないだろう。お金の価値や使い方となど、金銭感覚を育てるためにも必要なことだとは思うが、いったいいくらあげればよいのか? お小遣いの使い方って? などさまざまな疑問が過ぎる。そこで、子供とおでかけ情報サイト『いこーよ』が、子どもを持つ全国の親417名を対象に「子どものお小遣い事情」に関するアンケート調査を実施。最近の子どもたちのお小遣い事情が明らかとなった。

納得の金額! 小学生は100円以上500円未満がトレンド

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まず、「子どもにお小遣いをあげているかどうか」を聞いたところ、小学校1~3年生では36%、小学校4~6年生で63%がお小遣いをもらっているという結果に。また、中学生以上になると、72%がお小遣いをもらっているという。気になる金額はというと、小学校1~3年生の52%と小学校4~6年生38%が「100円~500円未満」が多数。男の子ならゲーム、女の子であれば小学生向けのコスメがあったりと、欲しいものがたくさんあるであろうイマドキの小学生にしては(?)少ないというイメージを持つ。一方、行動範囲が広がる中学生以上ともなると約8割が1,000円以上という結果となった。

お小遣いのあげ方に変化 イマドキは現金渡しじゃない!?

電子マネー

調査のなかで気になったのが「お小遣いの決済手段」について。決済手段? 当然現金だろ。と思っていたら全体の96%が「現金」だという。残り4%はいったい何をあげているのかというと“Suica”“LINE Pay”“Apple Pay”といった電子マネー経由でお小遣いを渡しているというから驚き。回答した中には若い親が多いのか? それとも時代の流れなのだろうか? スマートに買い物ができるのは良いかもしれないが、小銭の使い方や計算ができなかったり、お金がなくなるという感覚が身につかないなどあるのでは? なんなら、5円玉を知らないなんて子どもも出てきてしまうのではと少し心配になってしまう。実際に「課金コンテンツ(ゲームのアイテム購入など)の抑制が効かない」や「電子マネー経由の消費が見えない」といった悩みを持つ親もいるようだ。

ただ、使える範囲が限られてくるので、そうそう悪用できないのはメリットとなるのではと考えることもできる。

お小遣いは、金銭感覚を養うもので甘やかすものではない。与えすぎても、少なすぎても良いことはない。子どもが将来自立するときに困らぬよう、親がしっかりとお金の勉強をさせてあげることが重要だ。「親がお金をくれるから大丈夫」「お金なんて簡単に稼げる」なんて曲がった考えにならぬよう、周りと差がないような金額をお小遣いとするのが良いだろう。

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