「週6日朝9時から夜9時まで勤務という条件で働け」と言われたらどう思うだろうか? しかも、残業代なしときたらブラック企業決定だ。そんな社蓄まっしぐらな労働制度「996制度」なるものが中国にはあるという。

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「996制度」とは、中国のインターネット業界ではよく使われる勤務制度だという。法律により長時間労働の強要を拒否する権利を持つといことは決まっている。しかし、多くの場合、企業は正式的な文書命令を出さずに、口頭で「996の通知」を出すことで「強要していない」ように見せ、上司の叱りや会社の「夢」を社員に押し付ける。結局、社員が不本意でありながら996制度で勤務する場合がほとんど。反発する余地もない。

インターネット大手「58同城」も「996制度」を導入し、ネット上で話題となった。同社は、996制度を口頭で従業員に言い渡したこと加え、残業代を出さないと言い放った。従業員たちは抗議し、CEOはネットで非難されて炎上。CEOの姚氏のSNSアカウントには、たくさんの従業員や親族からの非難コメントが殺到している。同社はこの件に対して、「毎年9・10月はラッシュ期で、これまでもこのようにやってきた。但しこれはあくまでも動員で、強制ではない」とコメントしている。

もう一つ996で炎上した人気ECサイト企業「京東」では、管理層向けのメールに過酷な条件が書かれており、そのキャプチャ画像がネットに晒され物議を醸すこととなった。どんなことが書かれていたのかというと…

要約:管理層の皆さんへ
いいチームを育てるには、まずは自分が模範になれ!
本日より、マネジメント会議で、下記のルールが定められた。管理層から実行してください。 明日より、全てのマネジャー以上の社員は、毎週の勤務時間を70時間以上にしてください。
【1】マネジメント層の会議は、全部夜にしてください。通常の業務時間(9-19時)には本来の業務に尽くしてください
【2】コーポレートカルチャーをもう一度認識してもらうために、金曜日19-21時にコーポレートイメージ共有会をやります。全員参加してください
【3】管理層の人事変動率(クビ率)は、全社平均水準を上回ることにする

といったもの。そもそも「966制度」は起業したばかりの中小ネット企業で、プロジェクトの立ち上げや、サービスのラッシュ期に一時的に使われていたという。しかし、大手企業がこうした制度を導入し、しかも乱暴な手段で従業員を押さえ付けたら、炎上になってもおかしくはない。

憧れの大企業も社蓄コースと思うと夢も希望もない。こうして今日もまた1人洗脳されていくのだろう…。

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