デッドプールにファミリー要素!?

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デッドプール2は紛れもなく、アメコミ映画史上初にして最高の『ファミリー映画』である。家族の大切さや温かさ、困っているときに無償の心ですぐに駆けつけてくれる存在であることをデッドプールならではのエログロ満載なテイストと皮肉や茶目っ気たっぷりなセンスで私たちに語りかける、そんな映画だった。

『デッドプール2』あらすじ

恋人のヴァネッサとの約束を守るべく、ミュータント孤児院で暮らすラッセルを未来から来た謎の男ケーブルから守ることを誓うデッドプール。
ケーブルに立ち向かうために新たにスーパーヒーローチーム“Xフォース”を結成するが、事態は思わぬ方向に進んでいくというストーリーである。

豪華ハリウッドスターの出演、話題の日本人キャストも

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前作でメガホンを取ったティム・ミラー監督が降板し、スタントの死亡事故が起きるなど撮影前から紆余曲折があった本作。
またしても従来の『1作目が1番面白い』セオリーに当てはまってしまうかと思いきや、本作は前作を軽々と凌駕してしまった。『ジョン・ウィック』の共同監督を務めたデビット・リーチ監督が前作を踏襲しつつ、より『デッドプール風味』を加えた作品に仕上げてくれたのである。
前作に続きヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンやウィーゼル役のT・J・ミラーが続投で出演している他、
『幸運』という能力を持つドミノを演じるザジ・ビーツや日本の女優、忽那汐里も出演することで話題を集めた本作。
また、主題歌にセリーヌ・ディオンを起用したりデビッド・ベッカムがおふざけ動画に出演するなど大物スターを惜しみなく出しているのがニクい演出である。
劇中では誰もが知る超人気ハリウッドスターが一瞬だけ出演しているので、まばたき厳禁で見て欲しいところだ。

『ケーブル&デッドプール』名コンビ登場!

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ジョシュ・ブローリンは最高のケーブルを演じてくれた。『これがまさしくファンが見たかったケーブル!』と唸ってしまうほどのハマり役であった。
冷血な殺人マシーンとしての一面だけでなく、チャーミングな仕草や父親らしいあたたかな眼差しなど、魅力たっぷりなキャラクターとして大活躍してくれた。
原作コミックでは『ケーブル&デッドプール』というシリーズ作品が連載されており、MARVELキャラクターのベストバディトップ10にも名を連ねるほど名コンビの2人。
今後この2人のバディムービーが見られることになれば、ファン冥利に尽きるものである。

「ファミリー映画」だけど家族で見るのは…

本作は2018年6月1日(金)に公開する。R指定こそ無いが、何故か前回よりも過激度が増している。
ファミリーを描いた映画ではあるがファミリー『向け』映画ではないため、家族で鑑賞の際はご注意を。劇場の観客と一体となって、是非一緒に大笑いして見て欲しい一作だ。

配給:20世紀フォックス映画
(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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StartHome編集部

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