基礎はOK! 実際に撮影してみよう~実践編~
比較的早めに花火会場へ行き、花火の打上場所を確認したら、少し離れた場所からの撮影がおすすめです。花火が近すぎると、頭上で開花してしまうので撮影には向いていません。逆に「離れた方が花火の大きさが写真で分かりやすく迫力が出る」と言われています。また、煙対策として、風向きを確認してから花火に対して風上にカメラを設置出来れば理想です。三脚を立てる際は、後方の方の邪魔にならない高さで設置します。後方に壁等があれば、立って撮影しても問題ないので理想的と言えます。
撮影方法ですが、バルブ撮影ですので、撮影タイミングは自由で大丈夫です。1発の花火なら、花火が揚がって開く前にシャッターを切り、開き終わってからシャッターを閉じます。花火が開いている間だけカメラの目を開けてあげるイメージです。連発する花火は重なる毎に明るくなりすぎるので、あまり重ね過ぎないように注意すると綺麗に撮れます。
後は経験のみ! 初めて行く花火大会は、演出が読み切れず失敗する事が多いので2年目からが本番だと思い、初回は花火観覧を楽しむぐらいが丁度良いでしょう。花火撮影をしたくなった方はぜひ、今年の夏に試してみてください!
教えてくれたのは…花火写真家:井上 真也さん
年間100ヶ所以上の花火大会を毎週のように観覧・撮影しているほか、花火大会情報や花火の楽しみ方を発信中。10代の頃から独学で花火撮影を始め20年以上。アルバイトをしながら花火撮影を続けて行く中で気が付けば煙火店さんからの需要があり、花火カレンダーやポスター用撮影を行っている。2007年にフリーのプロカメラマンに転向。現在は花火撮影以外に学校関連撮影(卒業アルバム等)を行っている。
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StartHome編集部
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