【Lesson3 読後感】


lesson3そして最後、3つ目の”感”は「読後感」

ラブレターを読み終わったとき、相手にどのような感情を抱いてもらいたいか? どのような状態になりたいか? を明確に設定するということ。これもラブレターに限らず、日常のコミュニケーションでも言えることです。tfたとえば、お腹が空いたとします。「あー、お腹すいたわー」という状況を誰かに聞いてほしいだけなのか、一人ではなんなので、誰かとごはんに行きたいと思っているのであれば「お腹すいたんだけど、一緒にごはんいかない?」と伝えますよね?ゴールをどこに設定するかによって、メッセージの内容や流れは自ずと変わり、それによって相手のアクションも変わってきます。ラブレターも同じです。ゴール設定をすることなく、やみくもに書いただけでは成功確率を高めることはできません。

今回の手紙では、どこにゴールを設定したいのかが不明確です。「いつもありがとうございます」という差し障りのないお礼の気持ちで結んでおり、好きなのか、付き合いたいのか、お礼を伝えたいだけなのか・・・。手紙を受け取った上司は「え・・・・・・、あ、はい」と、何とも複雑な感想で終わってしまうはずです。
ラブレターを渡すことで、お相手の方にどのような感情を抱いてもらい、結果、どのような関係性になりたいのかを、事前に明確に設定しましょう。

 

ヒロシ:「先生。僕はゴールを目指してるんじゃない。二人のスタート地点に向かってるんですよ・・・ふふ」


以上の3つの”感”を意識して、ヒロシくんのラブレターを代筆してみました。

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全文を見る

ヒロシ:「す、すごい!!3枚にも渡って僕のあきこさんへの想いがドラマティックに綴られている・・・!!!これはイチコロ間違いなしですね!!」
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ヒロシ:「先生!ありがとうございました!よし、勇気を出して渡しにいくぞ・・・うへへ・・・」

小林:「なんでだろう。ヒロシくんから犯罪のにおいしかしない。」 

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IMG_9792_s小林慎太郎(こばやし・しんたろう)Profile

1979年東京都生まれ。立教大学社会科学部卒。
IT企業において、人事・総務・社内ITなどのバックオフィス部門の責任者として働くかたわら、ラブレター代筆やプレゼンテーション指導等をサービスとして提供する「デンシンワークス」代表としても活動。
著書『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの「誰か」の話。』(インプレス社)
●著書紹介
「ビリギャル」などのヒット作を出したことで一躍有名になった、みんなのストーリーが集まる投稿サイト「Storys.jp(ストーリーズ)」に投稿され、好評を博した同名タイトルを書籍化したもの。ラブレターの代筆屋なる商売を始めた著者に寄せられる数々の依頼、「遠距離恋愛中の彼女にプロポーズをしたい」「離婚をなかったことにしてほしい」などの依頼に精いっぱい向き合い、依頼者の想いを伝えようとする代筆屋の日々を描いた心温まるストーリー。
IMG_9760_s●ヒロシProfile
1980年宮崎生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。某IT企業において、テクニカルサポート業務に従事。街歩きが趣味で、人呼んで新宿のプロ。会社内ではアイドルヲタクとしてその名が知られており、特にハロプロ推し。薄毛を自負しており、”禿げてからが本当のスタートだ”と思っている。基本的にアニメは見ないが「心が叫びたがってるんだ」の劇場版を2回も見たらしく、現在の夢は「頭皮が叫びたがってるんだ」というヘアケアメディアの立ち上げ。

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StartHome編集部

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