エベレスト3Dあらすじ

かつてないスケールと角度からのエベレスト
ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰、エベレスト。1953年に初登頂がなされて以来、世界中の登山家を魅了し続けるその山は、同時に地球上で最も生きるのが難しい場所でもある。標高8,848メートルの山頂に酸素の供給を受けずに長時間留まれば、肉体と意識の機能は停止。まさに死の領域<デス・ゾーン>だ。メイン
本作は、そんなエベレストで限界に挑んだ者たちの実話の映画化。登頂の夢をかなえるためエベレストへやって来た世界各国の登山家たちが、自然が猛威をふるう<デス・ゾーン>で生き残りを賭けた闘いに挑む姿を、3Dならではの圧倒的な迫力で映像化。
ハリウッドの山岳映画史上、最もエキサイティングで最も壮絶なサバイバルを体感させる超大作だ。<エベレスト3D公式サイトより>

エベレスト3Dレビュー

なぜ山に登るのか
劇中で交されていた台詞がいつまでも耳について離れなかった。
少なからず登山経験を有している私にとって、これは永遠の問いである。
なぜ人は危険を侵してまで山に登るのか。その先に何があるのか。
登山家ジョージ・マロリーの「そこに山があるから」という有名な言葉もあるが、人々が山に向かう理由は何なのだろう。サブ1
「エベレスト3D」は1996年に起きた実話を映画化した作品。
まずオープニングからその圧倒的な臨場感に圧倒された。
次々と襲い掛かる自然の脅威。息が止まりそうな緊張感のあるシーンの連続で、まさに「デスゾーン」を再現するような息苦しさを体感した。
最新のテクノロジーを駆使した映像美もこの作品のひとつの見所だろう。

そして登場人物たちの人間模様も見逃せない。
登山家同士の絆、登頂をサポートするベースキャンプのスタッフ、そして残された家族。「必ず生きて帰る。」誰しもがそう願う中、容赦なく襲いかかるトラブルに登山家たちは一人また一人と命を落としていく。
「大自然の前に人間は無力だ」とはよく聞く言葉だが、自然の非情さを目の当たりにし、なんともやるせない気持ちになった。
サブ2「なぜ山に登るのか」、自分の中でもまだその答えは出ていない。
「山」を趣味や仕事にしている以上、そうでない人より命の危険にさらされることは仕方がないし、私も近しい人を何人か山の事故で亡くしている。
それでも山に登り続けるのは「好きだから」というのも理由のひとつではあるが、もっともっと深い理由があるのだろう。
明確に説明はできないのだけれど、誰も説明できないからこそこの問いが永遠に存在しているのだと思う。
サブ4
実話をもとにした作品であるため、「奇跡的に全員が生還」というようなハッピーエンドで終わる訳ではないが、山に登る人もそうでない人も、命の大切さ、命の儚さ、そして自然の雄大さを存分に体感できる満足度の高い作品に仕上がっている。ぜひ劇場に足を運んで欲しい。

『エベレスト 3D』
ポスター2ol

11月6日(金)全国ロードショー
『エベレスト 3D』公式サイト
http://everestmovie.jp/
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures

スタッフ

監督バルタザール・コルマウクル
製作ティム・ビーバン
エリック・フェルナー
バルタザール・コルマウクル
ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ

キャスト

ジェイソン・クラーク
ロブ・ホール
ジョシュ・ブローリン
ベック・ウェザーズ
ジョン・ホークス
ロビン・ライト
エミリー・ワトソン
キーラ・ナイトレイ
サム・ワーシントン
ジェイク・ギレンホール
森尚子 他

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StartHome編集部

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