東京ガス用地開発株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:丸山隆司)と株式会社ワコールアートセンター(本社:東京都港区、代表取締役:小林裕幸)の2社が組織する任意団体「スポーツ・バイ・アート・イニシアチブ」では、昨年から始まった「SPORT×ART(スポーツ・バイ・アート)」活動の一環として、東京ガス用地開発株式会社が所有する豊洲6丁目の用地内に「新豊洲アート広場」を2015年7月18日より無料公開します。


ビアガーデンイメージ

ゆりかもめ「市場前」駅から徒歩2分、晴海サイドの運河沿いに「新豊洲アート広場」が7月18日(土)にオープン。一般の方々に無料で入場いただけることになりました。広場には「スポーツ・バイ・アート・イニシアチブ」が今後継続的に展開する予定の「新豊洲パブリックアートコレクション」の第1弾として、国内外で活躍する新進気鋭の日本人アーチストによる大型3作品が展示されます。オープニングの18、19日には、制作アーチストによる子供も大人も楽しめるワークショップも実施されます。
また広場には、日本のクラフトビールと日本の食材をフィーチャーしたキッチンカーで展開される屋外ビアガーデン「Green Cross」もオープン(9月までの週末を中心に不定期営業)。海とアートに囲まれて、美味しいビールと食事も楽しめる趣向です。

【「SPORT×ART(スポーツ・バイ・アート)」とは】
「スポーツ・バイ・アート」とは、新豊洲と呼ばれる江東区豊洲6丁目を中心とする豊洲ふ頭エリアのコミュニティづくりのための活動テーマです。新豊洲エリアでは「心と身体の両面から考えるコミュニティづくり」をめざします。新豊洲エリアの都市環境を活かし市民にひらかれたスポーツコミュニティを指向するとともに、デザインやテクノロジー、環境意識や生活文化まで包含し、アートを広義に捉えたライフスタイルを発信していきます。

SPORT×ARTウェブサイト: http://sportxart.jp
Facebookページ    : https://www.facebook.com/SPORTxART

■「新豊洲パブリックアートコレクション」
スポーツ・バイ・アート・イニシアチブでは、これから始まろうとしている新豊洲での暮らしには、パブリックアートの存在がとても大切だと考えています。日常的にアートに触れ合い自らの創造力を刺激される環境を作ることは、すべての人が気軽にスポーツを楽しむことができる環境とともに、SPORT×ARTのコンセプトの根幹になっています。
そんな環境づくりの拠点となるのが、「新豊洲アート広場」、そしてそこから始まる「新豊洲パブリックアートコレクション」です。2015年度は3つの大型作品が、この広場で公開され、これから毎年、広場だけでなく他の場所にもパブリックアートが広がっていく構想です。

(1) 「風の色」by 曽谷朝絵
「風の色」は、「都市の軸」植樹エリアの防風フェンスに施された全長約30メートルの巨大作品です。アーチストの曽谷朝絵氏は、新豊洲のまちづくりが進むに連れて、この場所で沢山の人々の間を吹き抜ける風が、様々に変化していくイメージをヴィヴィッドな色で表現しています。
「初めてこの場所に来た時、都会ではあまり見ることがない広大な原っぱに風が吹き抜けていた。その時はそこには風の音しかしなかったけれど、きっとこの先、ここを吹く風は多くの人の笑い声や足音の中を吹き抜けるんだろうと思った。その音はきっとその時々で変化する、様々な色を発しているだろう。この色の中を吹き抜ける風に乗って、どこまでも飛んでいきたくなるような、自分の身体を思い切り使って走り回りたくなるような、そんなアートを創りたいと思った。」(曽谷朝絵)

<曽谷朝絵(Asae Soya)プロフィール>
2006年「東京藝術大学大学院博士後期課程美術研究科」にて博士号取得。絵画とインスタレーションの両面で制作を続けている。光と色彩に満ちあふれた作品はダイナミックで現代的な感覚を持ち、観る者の視覚を越えて身体感覚を呼び起こす。2001年「昭和シェル石油現代美術賞」グランプリ、2002年「VOCA展2002」VOCA賞(グランプリ)、2013年「横浜文化賞 文化・芸術奨励賞」、「神奈川文化未来賞」他、受賞多数。平成25年度 新進芸術家海外研修員としてNYのISCPにて滞在制作。

作家ウェブサイト http://www.morning-picture.com

(2) 「TOYOSU RING」by 高橋匡太
「新豊洲アート広場」の夜を飾る、光のリングが登場します。
「TOYOSU RING」は光を自在に操るアーチスト、高橋匡太さんの新作。刻々とその色を変えていく100個の光る浮き輪は、一つ一つが人間の個性を、そして光がシンクロしていくことが、人間のコミュニケーションを表しています。
「『TOYOSU RING』には、そこに込めた思いがあります。浮き輪は丸いですよね。○って前も横も後ろも無い。方向性がない。そこがポイントです。だからどこからでも繋がれる、アクセス可能な形。だから○なんです。世界の基本単位を「ひとりひとり」と捉え、人と人のコミュニケーションが世界を作るというメッセージを込めています。ひとり一人が別々の個性だからこそ出来上がるコミュニケーションが多様な風景を生み出す事を期待します。新豊洲という新しい街のまだ見ぬ未来の冒頭を飾り、語り継がれる、そんな心温まる光の風景を皆さんと一緒に作りたいと思います。」(高橋匡太 談)
※掲載されている作品はイメージ画像です。

<高橋匡太(Kyota Takahashi)プロフィール>
1970年京都生まれ。
京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。映像と光によるアートプロジェクト、パブリックプロジェクション、公園など幅広く国内外で活躍。二条城(京都)、十和田市現代美術館(青森)など、様々な建築物をライトアップした作品を手がけ、ダイナミックで造形的な映像と光の作品を創り出している。

【7月18日(土)、オープニングイベント「TOYOSU RING RUN」開催!光る浮き輪を付けて、豊洲の街をパレードしよう!】
様々な色に変化する「光る浮き輪」を身につけて、豊洲の街をパレードします。豊洲公園からスタートして、ゴールは「新豊洲アート広場」。そこで参加者全員がつながって、大きな光の輪を描きます。最後は「光る浮き輪」をフェンスに並べて「TOYOSU RING」が完成。(実際の作品は翌日アーチストが設置します。)
http://sportxart.jp/event_news/event/403/

(3) 「ART ZOO」by 井上信太
新豊洲の原っぱに、突如動物型のパネルが200体出現します。それを遠目に見ると、まるで本物の動物たちが草をはんでいるようで、今にも動き出しそうな不思議な感覚にとらわれます。
犬の散歩に出かければ、ぎょっとして吠えることでしょう。
※掲載されている作品はイメージ画像です。

<井上信太(Shinta Inoue)プロフィール>
1967年生まれ。
京都精華大学芸術学部メディア造形科映像、デザイン学部ビジュアルデザイン科イラストレーション非常勤講師。
庭や建物の敷地内に動物型のパネルを設置し、風景を変貌させる羊飼いプロジェクトを中心に国内外で多数の展覧会を行なう。近年は、多領域のアーチストとのコラボレーション、劇場舞台、茶室など新しい空間での平面構築に積極的に取り組み、次世代平面表現の可能性を探っている。

【7月19日(日)「新豊洲アート広場」でアートワークショップ「ふしぎな動物ぬりえ」が開かれます。】
「新豊洲アート広場」に展示される「ART ZOO」の制作アーチスト、井上信太さんによるワークショップ「ふしぎな動物ぬりえ」が7月19日に開かれます。
「ART ZOO」の動物たちを小さくしたような木の板に、思い思いの色や柄を描いて、ミニチュアサファリパークを作りましょう。作品はお持ち帰りいただけます。
http://sportxart.jp/event_news/event/410/

■屋外ビアガーデン「Green Cross」
“Green Cross”~Enjoy Japanese Crafted Beers in the Open Air~
「新豊洲アート広場」に、日本のクラフトビールと、大型キッチンカーでの本格料理を楽しむ屋外ビアガーデン「Green Cross」がオープン。
場所はゆりかもめの市場前駅から徒歩2分の海沿い。特設ウッドデッキにはガーデンセットが並び、海風にあたり、アートに囲まれながら飲む日本のクラフトビールの味は格別です。
クラフトビールのセレクションは、日本の地ビールの草分け、ネストビールの常陸野ブリューワリーが担当。ベンツを改造したビアサーバー専用カーは驚きの10タップを装備しました。
ウッドデッキに横付けされた大型キッチンカーからは、日本の食材に拘った、シンプルですがすべて材料から手作りのおいしいおつまみと食事が供されます。
「Green Cross」は、2015年7月18日(土)から9月27日(日)までの毎週末と祝日を中心に不定期の営業になります。メニューや営業時間などの詳細は、「スポーツ・バイ・アート」ウェブとFacebookページで、定期的に発表します。

<オープニング営業時間のご案内>
7月18日(土)    12:00~22:00
7月19日(日)    12:00~21:00
7月20日(月・祝日) 12:00~20:00

The following two tabs change content below.

StartHome編集部

快適な"Webサイト"の入り口を届けるメディア「StartHome」編集部です。日常がほんの少し変わるかもしれない"新たな発見"をお届けしていきます。

Twitterでも最新記事をチェック!