大正大学(学長:勝崎裕彦、所在地:東京都豊島区)のキャンパス内に設置されているアートスペース「ESPACE KUU 空(エスパス空)」では、7月1日(水)から「PARADOX ―TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険―」所幸則写真展を開催します。所幸則は、1秒間に3回のシャッターを切る「One Second」という手法で、都市における時間の姿をとらえた写真家です。本展覧会は写真作品の展示に加え、期間中にさまざまなジャンルのクリエーター、アーティストたちをゲストに迎えて、彼の問いかけに応えるという展開で進行します。時間という制約、時間という空間、そこでどのように写真とアートが呼吸をするのかを来場者の皆さまと共有したいと考えています。

作品一例 1 (c) Yukinori TOKORO
作品一例 1 (c) Yukinori TOKORO

大正大学「ESPACE KUU 空」ホームページ: http://taisho-kuu.tokyo/

【開催概要】
会期  :7月1日(水)~9月25日(金)
会場  :ESPACE KUU 空(大正大学5号館1階)
開場時間:10:00~19:00
入場料 :無料(どなたでもご入場いただけます)
出展作品:約30点
特別協力:大口俊輔 徳澤青弦 福原寛 東京画

https://www.atpress.ne.jp/releases/63207/img_63207_1.jpeg
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(c) Yukinori TOKORO

■所幸則 Yukinori TOKORO 写真家 大阪芸術大学客員教授
1961年生まれ。
少年時代、『ロード・オブ・ザ・リング』やベネチア派絵画の世界に魅了された所は、迷うことなくアーティストへの道を選択、大阪芸術大学に進学する。大学ではアンセル・アダムス、アービング・ペン、ハーブ・リッツ、ウジェーヌ・アジェ、サラ・ムーン、そしてデボラ・ターバヴィル、久留幸子といった透徹した写真表現と物語を語りかける写真の魅力に深く浸ることになる。

大学では最初に永坂嘉光に写真に対する真摯な姿勢を学び、後半は写真学科で唯一写真家ではない高岡一弥(前出の久留幸子のビジネスパートナーでもあり夫)のゼミに入った。しかし大学卒業後、所は強い色彩を求める時代の気分を敏感に直感し、モノクロ表現からカラー写真の表現世界を追求することを決断することになる。そんな所のインスパイヤーの源泉となったのはまたしても西欧絵画、ギュスターブ・モローの豊かな色の織りなす世界だった。

まず、ファッションやエディトリアルなどのシーンでその頭角を表し、1992年世界写真見本市「フォトキナ92」で「世界の新しい表現者」の日本代表として選ばれるなど国内外でその活躍の場を広げる。現実と非現実の間を浮遊し、さらにはそれらが融合したような作品世界は各界から高い評価を得、2003年には「ZOOM International(イタリアのフォトアートマガジン)」で表紙のイメージとして選ばれ、巻頭特集が組まれるまでとなる。

しかし、2006年美術出版社から出版された集大成とも云える作品集『CHIAROSCURO~天使に至る系譜』をもって、第一期の所幸則としてのキャリアをリセットすることを決意する。翌2007年、モノクロームによるSHIBUYAのランドスケープを核とした新たな所幸則として作家活動を再開、「One Second」シリーズの制作に着手する。“瞬間”とは異なる“概念としての時間そのもの”への問いかけとも云えるこのシリーズは、撮影場所でもある渋谷で「渋谷One Second~瞬間と永遠~」として個展を開催。SHIBUYAは現在の所幸則のアーティスト活動の拠点にして出発点、そして世界へ発信する所の写真表現のアイコンともなっている。

■ESPACE KUU 空
「エスパス空」は写真を中心とするビジュアルアートの展示を通して、学生のみならず、地域と共に新たなカルチャーを生み出す機能を果たすアートスペースを目指して、大正大学のキャンパス内に開設されました。仏教系大学として培ってきたDNA、精神性を深め、人生を豊かに生きるための叡智やヒントをアーティストとオーディエンスが共有し、文化を支え合うコミュニケーションの輪がここから生まれるよう、会期中にはレクチャー、トークセッション、ワークショップ、読書会、コンサートなどを開催して参ります。

■キュレーション指針
「空」の智慧である「色」(物質的実在)、「受」(外界から受ける印象)、「想」(表象)、「行」(意志)、「識」(認識)の5つキーワードによってキュレーションされた展覧会では、オリジナルな視点から作品を読み解き、今までにはなかったアート体験をしていただくことを目的とします。

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